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茶道をやっていますので、こういう本には非常に興味をそそられます。
著者は中国人ですが、そこら辺の日本人よりも鋭く適切な日本語を使って
語りかけてきます。
その内容は、現在日本の国宝に指定されている８点の茶碗についてです。
これら８点のうち、日本で作られたのは実は２つしかありません。
残りの６つは海外から渡ってきたのものです。
その中でも５つはいわゆる唐物と呼ばれる中国産の茶碗です。
なぜそれらが日本の国宝となっているのか。
原産国である中国には、同様のものは全く無いそうです。
そんな両国の文化の違いを茶碗を通して解き明かす本です。