残暑でも開運無濾過生原酒 | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

女中頭のハルです。

今年の夏はカラ梅雨の後に雨ふりが続き、涼しいお盆、
ゲリラ雷雨と妙な天候続きでしたね。
しかし8月も最終週、店頭では秋の食材もちらほら出始め、
いよいよ去りゆく夏、ということでしょうか。

さて、本日は真菜板でなくてはならない代表的なお酒、
開運無濾過生原酒。開運無濾過とスズキのカマ焼き

初めて無濾過生原酒に出会う方は皆様開運の美しさに
心奪われるのではないでしょうか。
私も冬の訪れとともに登場するこの開運が大好きです。

真菜板の開運は中汲みと呼ばれる、荒ばしりの後に出てくる
とてもバランスの良いところ。だからとても安定していて、
時の経過とともにトロっと熟成していく感じがなんとも
優しくて感動的です。

通常は桜の散る頃までか、せいぜい初夏くらいまでの
お酒ですが、なんと今年は真菜板ではマスターの切なる
願望?もあり、残暑の季節までも安定供給がつづき、
おかげさまで長いこと楽しませていただいております。

昨夜は珍しいスズキのカマ焼きと共にゆっくり
開運を楽しみました。
スズキは刺身だと洗いにして、独特のくさみをサッパリ
させて頂きますが、カマ焼きは骨の周りの身が脂を
まとって濃厚な美味しさです。薬味どっさりのカツオのたたき

また白身のお魚だけでなく、鰹の刺身でもぴったり
なんですよ。
お写真の通りこれでもかと薬味がたっぷりですが、
薬味ともお酒が合いますね。

これから涼しくなる頃には飲み納めでしょうか、
でも開運無濾過好きの私にはたまらなく嬉しい
今年の夏だったのでした。

皆様も是非、真菜板での幕開けは開運で乾杯!
と参りましょう。