丁稚のまいまいです。
ある花金の夜、職場を元気よく飛び出た丁稚は
勢い良く真菜板に向かいました。
なかなか伺えずにいたせいもあってうずうずしておりました。
そしていつもよりも少し大きめの声で「こんばんは!」と
扉を開けた瞬間にカウンター席でお父さんが
「いらっしゃーい♪」とお出迎え!?
カウンターにお父さんのみが座っているのです。
なんと花金で予約は丁稚のみ。
まさかのまさか丁稚が真菜板を一人占め!
扉を開ける前にいつもの札が営業中だったので
あれ?満席じゃないんだぁと思いましたが
まさか一人占めなんて思いもしませんでした。
と、言いつつもたっぷりと一人占めさせていただきました。
お父さんとの乾杯からスタート。お父さんが注いでくれる
ビールがいつも以上に染みわたりました。
そこからは、お父さんとお母さんとのお喋りが止まらず
スポーツ、芸能、政治…食事をするのもそっちのけに
なってしまいそうなぐらいお喋りと爆笑が絶えませんでした。
それでも、お父さんが絶妙なタイミングでお酒をお燗に
してくれたりと、そのお燗がまた優しいくて旨味がふわぁ~と
広がって、もう美味しくて美味しくて。
この日に栓を開けたばかりだった”竹鶴 純米吟醸生酒 初しぼり”の
お燗の素晴らしいバランスの良さにビックリしました。
お米は100%広島産の八反。酸度も高めなのに、とてもまろやかさが
印象的なお燗でした。竹鶴の雄町、八反錦とは違うお米の味わいを
しっかりと感じられるお酒で色んなお料理にも合いそうでした。
ちなみにこの時、丁稚は地豚の塩焼きをいただいてておりました。
地豚の甘みのある脂が竹鶴のまろやかさとピッタリで嬉しいマリアージュ。
お喋りとお酒が止まらず、帰り際まで乾杯は続きました。
贅沢な夜を過ごさせていただきました。
これからどんどん寒さは強まりますが
真菜板で美味しいお燗とお料理をいただくと一気に
身体も心も温まれること間違いなしです。
寒さにめげずに高田馬場駅から足をのばしてみてください♪
