今回は新潟です。
真菜板で新潟のお酒といえば鶴齢。
最近は雑誌のお酒ランキングで横綱になるほどの人気です。
このお酒を醸す塩沢の青木酒造さんに、
真菜板常連の純米無濾過生原酒好き女子６名で
突撃訪問してきました。
昔ながらの街並みを残す通りの中でも
ひときわ趣深い佇まいの青木酒造さん。
取締役営業部長の阿部さんと、
東京営業担当の目崎さんが
休日返上で案内役を買って出てくださいました。
すでに造りが始まっている蔵の中を、
酒造りの工程一つ一つについて
阿部さんの丁寧な説明を受けながら見学していきます。
精米されて出番を待つお米、洗米されたばかりのお米、
蒸しあがったお米、麹室でじっと醸されるお米、出麹のお米、
酒母になるお米、そしてタンクの中でもろみとなったお米。
工程のあちこちで、あえて手間や時間をかける部分もあり、
それがお酒の味をぐっと変えるとのこと。
途中、省いてもよい工程もあるそうですが、
その一手間がお酒の味を変えるのだから、
青木酒造さんではきっちりと手順を踏んでおられるとのこと。
小さいタンクごとにコンピュータで細かく温度管理したりと、
最新鋭の設備も導入されています。
造りの最中でお忙しいところをお邪魔しましたが、
杜氏さんはじめ蔵人の皆様に大変あたたかく迎えていただき、
一同感激でした。
出雲の旭日酒造さんを訪問したときにも感じたことですが、
佳いお酒を醸すのは、やはり佳いかたがたなのですよね～。
阿部さんのお話は、ご自分の蔵の酒のみならず
日本酒全体への愛に溢れ、大変に熱のこもったものでした。
その想いをあだやおろそかにはすまじと、
帰りの新幹線で「これからも旨い酒をだいじに飲むぞー！」
と鶴齢ワンカップで乾杯して誓った私たちでありました。
それにしても、
初日は新潟うまいもの博で飲み、
晩は越後湯沢駅前の居酒屋で飲み、
ホテルの部屋で温泉あがりに飲み、
翌日は昼食のへぎそばとともに飲み、
青木酒造さんで飲み。
さすがというか、よく飲んだ旅でした・・・