浜名湖の大アサリ | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

番頭のばんです。

まだ6月だというのに、信じられない暑さですね。<< 真菜板だより >>-浜名湖の大アサリ

ここ2日ほど、東京は35℃というとんでもない真夏日が続いた
ので、ひと一倍暑がりの店主はもう大変!
暑い暑いと、朝からビールを飲んで風呂に入ってまたビール…
さらには、もともと寒がりの征子さんまでビールやお茶の飲み
すぎで腹具合がよろしくないとかなんとか言っております…

なんとも、真菜板スタッフも大変な6月を過ごしておりますが、
みなさまはいかがお過ごしでしょう?

さて、今日ご紹介するのはアサリ。
味噌汁をはじめ、日本では一年中食べられているアサリですが、
スーパーで買ったアサリの身が小さくて、さびしい思いをしたこと
はありませんでしょうか?

そんな思いを絶対しないアサリが入荷しております。
今日ご紹介するのは「静岡県・浜名湖の大アサリ」です。

アサリの旬といえば春、とはいうものの、実際には産地によって
<< 真菜板だより >>-5センチの大アサリ
美味しい時期にはかなり差があるそうです。
浜名湖のアサリの旬は春先から初夏といいますから、そろそろ
時期も終わりのころですが、どうしてどうして、ご立派です。

5センチもあろうかという大きな殻に、あふれんばかり目いっぱい
に貝が詰まっている感じです。
指でつまんでもずっしり重みがあって、スーパーのアサリに比べ
たら3倍はあろうかという大きさ。(当社比)
これだけご立派なアサリがおいしくないわけないですよね。

いまお出ししているのは酒蒸しとアサリバター。
酒蒸しは酒とダシ、アサリバターはバターとニンニクだけを加えた
シンプルな調理でアサリのうまみを味わっていただきます。
味付けも、アサリの身とアサリから出るダシの塩気だけで十分。
これがほんとに、しみじみ美味しいんですよね。

もちろんビールにもよく合うんですが、やっぱり貝には日本酒。
貝にたっぷり含まれるコハク酸は日本酒にも含まれていて、
これがうまく引きあって一層美味しくなるんだそうです。

(ちなみにアサリにはタウリンがたっぷり含まれていて、疲労回復
はもちろん、肝臓を助けますので酒呑みにはピッタリ!)

さて、このアサリにピッタリなお酒を店主が選びます。
まずアサリの酒蒸しには、✚旭日の純米吟醸雄町をチョイス。
うーん、アサリのダシにしみじみよく合いますね~。

そしてアサリバターには長珍と酉与右衛門の雄町。
バターとニンニクでしっかりした味になってますので、より酸味の
あるしっかりしたものが合うんですね。

ちなみに。
この週末に高田馬場で店主を囲んでバーベキューをしたときにも
この大アサリを焼いて食べましたが、それはそれはジューシーで
プリップリで、美味しゅうございましたよ!