前回更新は、記念すべき手代のあらちゃんデビューでした。
たくさんご反響をいただき、ありがとうございました。
手代のあらちゃんも第1回目でさすがに緊張したようですが、
早くも第2弾を執筆中ですので、今後は番頭と手代の2頭立て
でいくことになりそうです。
今後ともよろしくおねがいいたします。
さてずいぶん間があきましたが、今日は番頭が5月に出掛けた
東北紀行の第2回目。
塩釜の有名フランス料理店・シェヌーさんのレポートです。
なぜに真菜板だよりでフランス料理店?と思った方も多いこと
と思いますが、じつは今回の震災でご縁ができました。
3月に有機野菜でおなじみの川田農園さんを通じて、被災地に
救援物資をお送りしました。
被災地への救援物資
救援物資、無事発送しました!
このときは、川田さんとお付き合いのある東北の飲食店さんに
運んでいただいたとだけ聞いていましたが、4月になって何通
もお礼状をいただいた、その中の1軒になんとシェヌーさんが
ありました。
番頭も仙台に親戚がいる関係もあり、シェヌーさんが仙台地区
を代表するフランス料理店というの高名はよくよく存じ上げて
いましたので、ビックリ!
これも何かのご縁と、酉与右衛門さん訪問の帰りに立ち寄ら
せていただきました。
津波の被害も生々しい塩釜の海岸から徒歩10分ほど、有名な
塩竃神社の近くにシェヌーさんのお店はありました。
お手紙では、お店も浸水して4月いっぱい休業を余儀なくされた
とありましたので、どんな状況か心配していましたが、外観も
すっかりきれいに復旧して、訪問した日はお客さんでいっぱい。
店内もひざ丈まで浸水したそうですが、4月中ずっと掃除をして
いたというだけあってピカピカです。
まずはお料理とワインを注文。
あえてひとつひとつ書きませんが、どの料理もうまいのなんの。
久しぶりにあらゆる意味で満足感のあるフランス料理を食べた
という気分になる素晴らしい内容で、もう感激しきり。
しかも、(こう言っては何ですが)、はっきりいって安い!
同じ内容を東京で同じ満足感の得られるお店で食べたら、それ
こそ倍以上の金額になることは間違いありません。
(仙台方面に行かれる方は、ぜひお立ち寄りをオススメします)
食事が終ってお店が落ち着いたころあいで、シェフにごあいさつ
させていただきました。
真菜板から送った救援物資は、シェヌーさんとお仲間で行った
炊き出しに有意義に役立てていただいたそうで、シェフからも
皆さんにお礼の言葉をお預かりしました。
なんだか、番頭が個人的な趣味で美食をしに行っただけにも
見えますが(笑)、皆さまからの善意の行方をしっかりと見届け
てまいりましたので、ご報告させていただきます。
それにしても、本当においしかったですよ。
ぜひ今度は真菜板の店主夫妻も連れて出掛けてみようと思って
おります。