ふんわり ずわいカニ玉ゆずくずがけ | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

番頭のばんです。


<< 真菜板だより >>-ズワイカニ玉

真菜板とは、「番頭」と称しながらもお客として長いおつきあいに

なりますが、いつ行っても何かしら新しいメニューがある、という

のは、考えてみればかなり驚きですよね。


下手をすると毎日通っていたころでも、何かしら新しいものが

あった気がしてなりません。

(おそらく同じ感想をもたれた方もいらっしゃいますね!)


その理由は何かと思って考えてみましたが、やはり店主夫妻の

弛まぬ努力ではなく、飽きっぽさと好奇心の旺盛さからくるとの

説が有力でしょう。

(これまた、賛同者の声があちこちから聞こえます!)


で、征子さんに聞いてみたんですが、

「あたし何にも考えてないのよ。ほら、飽きっぽいからいつも同じ

もの作ってるとやんなっちゃうのよね~。それに、お客さんだって

同じものばかりじゃ飽きるでしょ。だから直感でね。」

だそうで、やはり想像の通りの答えでした。


さて、今日ご紹介しますのは「ずわいカニ玉ゆずくずがけ」。

真菜板自慢の日本一おいしい卵とズワイガニの脚でを合わせて

半熟に焼き上げたトロトロのカニ玉に、かつおだしベースの優しい

あんを掛けまわして、青ネギをパラリ。

ほんのりユズが効いてます。


何ということはない「カニ玉」ですが、和風に仕立てています。

中華料理屋さんのそれとは違って、あっさり優しく仕上げながら、

それでいて真菜板の個性的な酒とも合うようになっているのが

不思議なところ。


意外なくらいにいろんな酒に合います。

「開運ひやづめ」や「風の森真中採り」あたりの軽めで優しいもの

に合うのはもちろんのこと、「諏訪泉田中農場」「宗玄山田錦」など

にも合ってきます。

個人的には、愛知の酒「長珍」がなかなかいい相性でしたね。