スズキの黒酢あんかけ | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

番頭のばんです。


昨日は暑い日でした。

東京は最高気温が28℃、最低気温でも20℃だったとか。<< 真菜板だより >>-スズキの黒酢あんかけ

これはもう、「夏日」というやつですな。

(ちなみに、25℃を超えると夏日、30℃を超えると真夏日とか)


梅雨の気配と夏の気配をふたつながらに感じておりますが、

真菜板のメニューにも夏の魚が載り始めています。


今日ご案内しますのは「スズキ」。典型的な夏の魚です。

スズキは刺身でもおいしいですが、焼いても揚げても美味です。

中でも、真菜板の定番の一つは揚げ。

今日ご紹介する「スズキの黒酢あんかけ」です。


刺身用の新鮮なスズキを捌いて、バンバンバンとブツに切って

から揚げにしたものに、色とりどりの夏野菜がたっぷり入った

黒酢風味のアツアツあんを掛けまわしています。


揚げてプリッとしたスズキと、シャキッとした歯ざわりの残る

野菜のコントラストの妙。

それをさらっとまとめる黒酢の効いたあんは、くどくしないよう

仕上がっていて、全体としてサクサク食べられます。


お酒は、じつは真菜板にあるものならたいがい合います。

暑い夏の日にはよく冷えた生ビール、エーデルピルスの苦みに

合わせるのもよし。


日本酒は黒酢には燗も合いますが、やはり夏は冷たいのを。

黒酢を使っていますから、しっかり酸があるものがおすすめです。

でも、たいがいの(真菜板の)酒に合いますから、どうぞその日の

気分で選んでくださいまし。