番頭のばんです。
こうなってくると、外で夕涼みなんていいですねえ。
とねれば、そろそろさんまの塩焼きもいいですね。
今年も入ってきました、北海道の大黒さんま。
素晴らしい脂の乗りで、缶コーヒーほどの太さにビックリ。
さすが、ブランドサンマですね。
もちろん、もともとが刺身用のサンマですから、
刺身にして生姜じょうゆでツルっと食べても美味しいですが、
この時分になれば、なんといってもサンマは塩焼き。
もうもうと煙を立てて焼いてこそのサンマでしょう。
どんどん脂が滲みだしてきて、ジブジブと美味そうな音を
立てているところは、考えただけでも生唾ものです。
箸を入れれば、柔らかな身とこんがり焼けたカリカリの皮。
パクリといけば、もう、感動的なうまさ。
特筆すべきは、ワタのうまさ。
まだ崩れずに明るい色を保つワタを、ほぐした身とともにパクリ。
その芳醇でいながら爽やかな味わいといったら!
この後味を、開運のひや詰めで流したらば、これぞ至福。
とおもえば、諏訪泉の満天星でじっくりと味わうのも、まさに甘露。
あー、シアワセ。
