「脳からストレスを消す食事」武田英二著
私にとって、バイブル的存在です。
難しいですけど、ちょっと気になった時にさっと読みます。
とても役に立ちます。
栄養学、侮るなかれ。
今日読んだところには、こんなことが書いてありました。
「脳は酸化ストレスを消去する働きが他の臓器に比べて非常に弱いので、
それを代償するために、抗酸化機能を持っている栄養素をとることが大切
になってくるのです。」
全身にカタラーゼとかグルタチオンペルオキシダーゼとか活性酸素消去系酵素があるそうなんですが、脳にはそういったたぐいの酵素が少ないそうです。過剰な活性酸素は、ガンやDNA損傷、細胞障害の原因になるので、抗酸化作用のある栄養素をとりいれましょうという内容でした。
抗酸化作用のある栄養素として、ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンE、カテキン、βカロテンなどがあり、多く含む食べ物として野菜や果物が挙げられていました。
あら?ほかのページだと、体内にある活性酸素を分解・消去する酵素はスーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどとなっていたり、抗酸化作用のある栄養素がビタミンA、B、C、Eあるいはマグネシウム、セレン、マンガンなどとなっています。
まあ、いろいろなものを満遍なく食べろってことでしょうか。
野菜と果物の多い食事を心がけることが、脳の健康につながりそうですね。
より健康な脳でありたいのであれば、脳を惑わす農薬とか、脳を惑わす化学物質が残留しているかもしれない動物性堆肥を使っていないものの方がよさそう。
化学物質過敏症の人の中でも、脳がいろいろなものに惑わされる傾向が
ある人は、農薬とか肥料とかをよく確かめて食材を選んだほうが、生活が
楽になるんじゃないかなあと思っています。