ぺりりゅー楽園のゲルニカ

 

 

丸みのある柔らかいキャラクターデザインで、一見すると可愛らしい印象。
その優しいタッチと、戦争の地獄のような現実とのギャップが強烈に心に残ります。

 

もしあなたが死の島に送られたとしたら、どう生き延びますか?
若き兵士たちが直面した現実は、想像を絶する過酷さでした。

 

  • 著者:武田一義

  • 出版社:白泉社(ヤングアニマル連載)

  • 巻数:全11巻完結

  • メディア展開:電子書籍あり

  • ジャンル:戦争・ヒューマンドラマ

あらすじ
 
舞台は第二次世界大戦中、太平洋戦争の激戦地・ペリリュー島。
漫画家を夢見ていた青年・田丸は、仲間とともにこの戦場に送り込まれます。
圧倒的な戦力差の中、死と隣り合わせで日々を過ごす兵士たち。
理想や夢と、現実の残酷さが交錯する中で「人はどう生きるのか」が描かれていきます。
 
感想
とても可愛らしいイラストと戦場での過酷さの対比が凄い。
デフォルメされているので、そこまで緊迫せず読めて良かったです。
終盤になるにつれ、やっぱり戦争って怖いな~と感じました。
史実を参考にしたフィクションものですが、絵が可愛いのでサクサク読めて良い作品でした。
 
 
 
 
見所
第二次世界大戦激戦区であるぺりりゅー島での生活や戦争などが知れる。

生き延びることだけではなく生きた証を残すことへの切実な想いが心に響きます。

  • 優しい絵柄と戦争の残酷さの対比

  • 仲間たちとの絆と、それぞれの死生観

ただの反戦漫画にとどまらず、読む者に生きる意味を問いかけてきます。

こんな人におすすめ

  • 戦争を題材にした作品を読みたい人

  • ヒューマンドラマを深く味わいたい人

  • 「夢」や「創作」に共感する人

  • 余韻の残る作品を探している人

戦争の残酷さを描きながらも「生きることの意味」を深く問いかける傑作です。
きっとあなたの心にも強い印象を残すはず。