2023/3/31(金)晴れ☀️

皆さんおはようございまーす😀♪

HさんのZ2復活整備も
やっと終盤に来ましたよ〜(^^)v

日曜日にツーリング復活予定なんで
この日決めるしか有りません❣️

Z2のノーマルキャブを外すのは
簡単です❣️
これは特にエアークリーナーが
リプロ品の新品に変えたので
柔らかくて最高❣️



ブーツ部分を下にずらして❣️



エンジン側も抜いて

引っこ抜く❣️取れた❣️(笑)


フロートチャンバーを外しまして❣️



メインジェットの確認❣️

四千から回転が上がらないので

よっぽど番手を上げてる⁉️と思えば

なんと97.5#と薄過ぎるくらい薄い



スロージェットは標準値の17.5#



取り敢えずニードルジェットも

含めて洗浄していきましょう❣️



ニードルジェットの筒の脇に

ぽちぽちと小さな穴が有りますが

あれは何なのか理解してらっしゃいますか⁉️


あそこの穴から燃料と一緒に

エアージェットから吸い込んだ

エアーがガソリンと

混合されてボア内に噴射されます


そうする事で燃焼率を上げて

居るんですが

エアージェットからの

通路が詰まって居たり

ニードルジェットのその穴が

詰まって居たりすると

燃焼率は下がるわ

負圧で吸い込んでいる通路が

エアーとガソリンに対して

片方(エアー)詰まれば

ガソリンは#番手を無視して

余計に吸ってしまうわで

良い事有りません



ラベンキャブクリーナーに

20分程度漬け込んでボールを

シャラシャラと振って居ると

細かい汚れが落ちて洗剤に

剥がれ落ちていきます



新品の様に綺麗になりました

スロージェットの細い所の穴も

エアーと混合する穴ですよ


最後はパーツクリーナーを

ガソリン吸い込む穴から噴射して

細い側は指で塞ぐと

エアーの穴からクリーナーが

勢いよく出ますから

まだ詰まって居る様なら

針金の様な穴通しで

通路を確保しましょう❣️



今回番手はノーマル値の

SJ17.5# MJ110#に戻しました



フロートチャンバーを取付けて

これで一回エンジン掛けてみます



すると プラグが煤けるし

症状変わらずで 四千から上がりません


こうなると

キャブ本体の不調になりますね

要は先に話させて貰った

エアー通路系の詰まりですね


それを直すには

全バラ、洗浄液で煮込むしか

私は直し方を知りません


しかしながら

今はちょっとやってる間が

有りませんので

エアークリーナーを外して

燃料の吸い込み過ぎ防止しちゃいます



エアークリーナーを

外すと空気を沢山吸うと

思って居る人も居るかと思いますが

ちょっとそれは違って

抵抗を減らす事で

燃料の噴射を抑えるのが目的です


良く、直キャブで

セル回しながら

ファンネル等の吸い込み口を

手で塞ぐと

手のひらがビチョビチョに

なるほど燃料が上がって来ますよね

要はそれと同じなんです

そう考えれば

クリーナーの抵抗の

意味が分かりやすいですよね


と言う事で

その状態でエアースクリューを

規定値1と1/4に対し

2.5まで広めに開けて

エンジンを掛けてみます



かなりパワフルな吹け上がりに
復活しましたね❣️

このキャブを弄った前任者は
高回転型のZ2に普通使わない
97.5#を入れてセッティングしている
事について
これは適正な処置であって
キャブを良く知る整備士だと
私は分析します

ただし
このキャブを一か八か
まともにするには
やはり全バラ清掃しか道が無く
それは大変な作業の割に
結果が得られない場合も多々有ります

プロとすれば
整備に掛かった時間は
手間賃が発生する訳ですが
それに対して結果が得られない場合
請求するかしないかは
悩みどころですよね〜❣️
整備士の辛いところです

今回はこの様な形で
一旦走らせていただきますが
実際には、
走るけどきちっとした
ノーマルのセッティングで
走らせるのとは違いますし
やっぱり何処か皺寄せが
来るものです

アイドリングの不安定とか
全閉時のポンポン音とかね

そのうち時間のある時に
チャレンジしてみましょう❣️

と言う事で
ダンサーHさんのZ2復活整備は
これで一旦終了
また何かネタが有れば
アップしていきますね〜❣️


ではまた♪( ´θ`)ノ