解禁オノマトペ(92)ブギウギ | すくらんぶるアートヴィレッジ

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解禁オノマトペ(92)ブギウギ
・・・もう9月!ウキウキ?
★ブギウギ(boogie-woogie)
ブルースのサブジャンルの一つであり、1920年代末頃に人気を博した。その原型はアフリカ系アメリカ人のコミュニティの中で1870年代頃から存在していたとされる。当初はソロ・ピアノで演奏される音楽であったが、ドラムスやギターなどを加えたデュオ、トリオ・スタイル、あるいは大編成のビッグバンドへと発展した。一般的にブルースは様々な感情を表現するものであるが、ブギウギは基本的に★ダンス・ミュージックである。ブギウギは、リズム・アンド・ブルース、ロックンロールに大きな影響を与えた。
テキサスでは「ファスト・ウェスタン (fast western)」と称されるピアノ・スタイルが生まれ、これがブギウギの起源になったと言われる。ラグタイムとカントリー・ブルースから派生したブギウギのリズムは、ディープ・サウスを走る★蒸気機関車が発するリズミカルな音を想起させるものであった。音楽学者、専門家によると、アフリカ系アメリカ人のピアニストたちは、★テレビン油を採取する労働者のキャンプを往来し、バーで明るいブルースを演奏することによって★厳しい環境で働く労働者を楽しませていたのだという。このような環境でブギウギ・ピアノの音楽は更に洗練され、また多様化していったのである。
ブギウギの人気は1930年代には一旦衰えたものの、1940年代には世界中の聴衆に届き、人気が再燃することとなった。最も有名なアーティストにはブギウギ・トリオとして知られ★たピート・ジョンソン、アルバート・アモンズ、ミード・ルクス・ルイスがいた。ブギウギ最盛期のその他のピアニストとしてはモーリス・ロッコとフレディ・スラックがいた。また、この時代にはハダ・ブルックス、ウィンフレッド・アトウェル、マーサ・デイヴィス、ヘイゼル・スコットら多くの女性ブギウギ・ピアニストも活躍している。後の時代にはケイティ・ウェブスターなどもブギウギ・ピアノを売りとして活躍した。
ブギウギの語源としていくつかのアフリカ系言語の用語が挙げられている。ハウサ語の用語「ブーグ(boog)」およびマンディンカ語の用語「ブーガ(booga)」(両者とも★打楽器などを叩くことを意味する)★踊ることを意味する西アフリカの用語「ボギ(bogi)」。バントゥー語群の用語「ムブキ・ムヴキ(Mbuki Mvuki)」。ムブキは飛行の★テイクオフ、ムヴキは服が脱げるほど★激しくダンスすることを意味する。ブギウギという音楽がアフリカ系アメリカ人発祥のものであることを考えれば、ブギウギという名称もこれらアフリカ系言語由来である可能性はある。
★『ブロードウェイ・ブギウギ』(Broadway Boogie Woogie)1942-3
https://www.piet-mondrian.org/broadway-boogie-woogie.jsp
かつて「赤・青・黄のコンポジション」で世界の静かな秩序を描いた★モンドリアン(1872~1944)。ナチスの足音を逃れて辿り着いたニューヨークで目にしたのは、摩天楼のグリッド、ネオンの光、そして心躍る★ジャズのリズムだった。これまでのモンドリアンは、厳しい黒い線で色を区切っていたが、この絵では線そのものが色を持っている。タイトルにある「ブギウギ」は当時流行していたジャズの演奏スタイル。絶え間なく続くリズムのように、小さな赤や青のブロックが黄色い線の上で明滅している。まるで夜のブロードウェイを彩るネオンサインや、耳を打つアップテンポな旋律がそのまま視覚化された。モンドリアンはこれを「自然な外観の破壊、そして純粋な手段の断続的な対立による構築(ダイナミックなリズム)」と呼んだ。
#浄厳院国際芸術祭