解禁オノマトペ(42)オルゴール③
★1796年にスイスの時計職人アントワーヌ・ファーブル(Antoine Faver)は懐中時計で複雑な音楽を鳴らすための小型音楽再生機器を発明した。ピン打ちした金属製シリンダーをゼンマイの力で回転させ、ピンが調律された細い金属の歯を弾いて演奏するものであった。この発明が世界初のオルゴールだとされる。
オルゴールの衰退は、19世紀末から20世紀初期にかけての★蓄音機の普及やラジオ放送の登場により加速しました。ディスクオルゴールは急速に衰退し、音楽再生機器としての★シェア争いから脱落しました。
★第二次大戦後に、ヨーロッパに駐屯した兵士たちが★故郷への土産物として、安価なシリンダーオルゴールを求めるようになり、親しい人へのプレゼントとしてシリンダーオルゴールは人気を回復していった。★贈り物としてオルゴールを贈る文化が全世界的に広まったことでシリンダーオルゴールの需要は一気に拡大した。大型の高級品としてではなく、安価で小さいシリンダーオルゴールを大量生産するようになったことで、庶民でも手軽にオルゴールを入手できるようになった。この時代のシリンダーオルゴールの主な生産地は★スイスであったが、やがて安価で(値段の割には)品質の良いオルゴールを量産したことで★日本製シリンダーオルゴールはシェアを伸ばし、ついにはスイスを抜くことになる。★1946年創業の三協精機(現★ニデックインスツルメンツ)はオルゴール業界を牽引しており、1991年時点では世界シェア8割から9割を占め、1億台近いとも1億台以上ともいわれる生産数であったディスクオルゴールの時代に、アメリカで9割のシェアをもっていたレジーナ(Regina)が30年間で10万台程度を生産したことと比べると、この生産数が特異なものかも判る。
低価格のシリンダーオルゴールが普及するに伴い、高価格帯のオルゴール需要も見直され、高級オルゴールの市場も再び形成され、スイスの高級シリンダーオルゴールメーカー・リュージュが独壇場として市場に君臨することになるが、三協精機も高級ブランドを作り、低価格帯とリュージュとの間の価格帯に入り込んでいる
★レジーナ(Regina) https://www.enokiya.com/hanbai/files/category-30c730a330b930af30aa30eb30b430fc30eb.html
★リュージュ(REUGE)
http://reuge.co.jp/
★三協精機製作所/日本電産サンキョー株式会社に社名変更
https://www.nidec.com/jp/nidec-instruments/
https://www.nidec-instruments.com/og/jp/
2023年4月1日「日本電産サンキョー株式会社」は★「ニデックインスツルメンツ株式会社」に社名変更しました。
#長浜国際芸術祭
