解禁オノマトペ(4)目のみえぬ子ら
・・・ひとつの詩との出会い、何度も本を購入しては友人にプレゼント。今回の制作においてもまた、1冊購入しました。
★『目の見えぬ子ら――点字の作文をそだてる』著:赤座憲久/岩波新書1961
https://www.iwanami.co.jp/book/b267371.html
眼が見えない世界とは、★決してすべて閉ざされた世界ではない。これは,点字教育を、たんに文章や手紙を書く手段としてでなく、自己の生活をみつめ、心情を豊かにし考えを深めていくためのものとした現場の一教師の実践記録である。その暗闇の世界から次第に★人間的な明るさに導かれていく過程の中には、あらゆる★教育の「原型」がある。
■どしゃぶり 雨がふってきた 土くさい 土くさい どしゃぶりだ
■星 星はキラキラひかっているとみんながいう ぼくは星を知らない
でも、なんだか★猫のなき声みたいな気がする
《参考》学びを支援する教材・教具の工夫
https://www.hirogaku-u.ac.jp/faculty/shakaihukushi/cat9/kensyo_10.html
どちらも視覚障害(全盲)の小4男子の作品で、60年以上も前に書かれた作品です。「どしゃぶり」の詩は、乾ききった地面に、激しくたたきつけるように降る雨、その情景を「土くさい」と、においで表現しています。また、「星」の詩は、見えなければ表現できない星空を、猫を抱いたときの温かくふわふわとした毛の感触となき声に置き換えて表現しています。見えない世界にありながら、目の見える★私たち以上の鋭い感覚で物をとらえていることに驚くばかりです。
★赤座憲久(1927~2012)
岐阜県稲葉郡那加村(現各務原市)生まれ。岐阜師範学校(後の岐阜大学教育学部)卒。はじめは「短歌人」に入会して短歌を創作。斎藤史に師事し、のちに「原型」に移る。岐阜県内の小学校、岐阜県立岐阜盲学校の教員を経て1971年より大垣女子短期大学教授。1962年『目のみえぬ子ら』で毎日出版文化賞、1964年『大杉の地蔵』で講談社児童文学新人賞、1988年『雨のにおい星の声』で新美南吉児童文学賞、産経児童出版文化賞、絵本にっぽん大賞[1]、1989年『かかみ野の土』『かかみ野の空』で日本児童文芸家協会賞受賞。盲人、原爆、沖縄などを主題とするほか、古代史に取材したものもある。2012年8月31日、85歳没。遺体は名古屋大学医学部へ献体された。長女は児童文学作家のあかねるつ。
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/gifu-map/gifu-related-materials/gifu-writers/hizan-nosui/akaza-norihisa.html
★岐阜県立岐阜盲学校/500-8807岐阜市北野町70-1/058-262-1255(事務室)
https://school.gifu-net.ed.jp/gifumou-s/
視覚障がいのある幼児児童生徒及び保護者の皆様、並びに関係機関の方々を対象に、当校を知っていただく機会として、学校説明会を実施します。関心のある方は、ぜひご参加ください。
日時:令和8年★6月15日(月)13:45~
場所:岐阜県立岐阜盲学校 多目的室 他
内容:学校の概要説明、校内見学及び授業参観
