2025浄厳院への道(50) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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「土嚢」に続いて「鉄カブト」「サビ缶」+★「蝶」のイメージ図。「蝶」は、遙か昔★「ひむし」といわれていました。ひむしの「ひ」は魂や生命力を。漢字では「霊」と書くこともあります。古くから日本では、人の体から「ひ」が無くなることが死を意味しています。人の体から抜け出たひは、天へと飛んでいくのに、蝶の姿になると考えられていました。そのため、ひむしは、先祖の霊の化身・知人の魂の化身・その場所や人にゆかりのある★魂の化身として、魂の運び手となる蝶を殺すことは御法度だったのです。蝶は古くから日本でも縁起がいいものとされ、江戸時代には武士の間でも吉兆のシンボルとなっていました。蝶は成長していく過程から、「不死」や「不滅」の意味を持つ神聖な生き物。そのため、家紋にも蝶を図柄としたものがあります。家紋は一族の繁栄を願う非常に重要なものです。有名なのが、平氏一文の「向い蝶」です。その名の通り、向かい合った蝶がデザインされた家紋で、平清盛の父が朝廷より賜った鎧に向い蝶の文様があったことから、平氏の代表的な家紋になったといわれています。