奈良大学博物館「朝来経塚群-祈りの考古学-」のチラシを偶然入手~ビビビときました。行けば何か制作のヒントがあるに違いないと!
★奈良大学博物館
631-8502奈良県奈良市山陵町1500/0742-44-1251
https://www.nara-u.ac.jp/facilities/museum/
令和7年(2025)1月27日(月)~4月12日(土)
「朝来経塚群-祈りの考古学-」
同大考古学の基礎を築いた水野正好教授(故人)が、4世紀の前方後円墳の上に中世の墳墓が造られたと結論した丘陵について、12~13世紀の経塚(写経した経典などを納める塚)の可能性が高いとして真っ向から異論を唱える内容。担当者は「大先輩を否定するのは気が引けるが、当時と今では基礎の情報量が違う。★きっと笑って許してくれるはず」と話している。
1985年、水野正好名誉教授(当時、教授)は、和歌山県上富田町にある朝来経塚の発掘調査を学生たちと共に行いました。当時、希有であった経塚の調査で、合わせて和歌山県最古級の前方後円墳を確認するなどの大きな成果をあげ、その概要は『上富田町史』に掲載されています。しかし、正式な報告書は刊行されていませんでした。この度、奈良大学で保管をしていた出土品等の再整理を行い、報告書として取り纏めました。その検討過程で、当時とは異なる新たな見解を示すことができ、上富田町には多くの経塚が残されていることも判明しました。今回の展示では、これらの調査成果を紹介し、関連資料も合わせて展示することにより、上富田町の経塚についての理解を深めようとするものです。