喫茶「美術館」 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・プログ「PROMENADE」との区別がつきにくいわけですが、こちらの方は「おおさか」ならではの記事や情報を中心に紹介していきたいと思います。ということで、東大阪市に行ってきました。

・・・こんなこと言うとお店の方に失礼ですが、気になって何度かお店の前まで行くのですが、なかなか入りにくいロケーションなんです。今回、とうとう意を決してドアを押しました。

《喫茶「美術館」》

577-0805  大阪府東大阪市宝持1−2−18和寧文化社/06-6725-0430

http://www.waneibunkasha.com/?msclkid=65627330c4a611ec8433cf57f12e8623

当館は、カフェと美術館を兼ねた喫茶美術館です。 美術館として巨匠画家(洋画・書)須田剋太と民藝陶芸家(人間国宝)島岡達三の作品世界、須田作品(約50作品)の常設展示と島岡作品(食器など)の用の美をおたのしみください。喫茶店として東大阪の片隅の路地裏にてゆったりとした時間と空間を憩いと出逢いのひとときをお一人で、また大切な方々と語らいや読書のために喫茶美術館は在ります。みなさまのご来館を心よりお待ちいたしております。

・・・名前の通り、喫茶「美術館」です。広くて作品鑑賞にふさわしい雰囲気で、素晴らしい。

【須田剋太】(1906~1990) 

具象画・抽象画の枠組みから超越し、多彩な作品を描き続けた作家です。

1906年 埼玉県吹上町( 現:鴻巣市 )に生まれる。本名・勝三郎。

1927年 埼玉県立熊谷中学校(旧制)卒業。芸大を受験したが失敗。

        浦和市に在住し、独学で絵を学ぶ。

        寺内萬治郎より光風会展、官展への出品を勧める。

1945年 奈良・新薬師寺に寄寓中に知り合った岡田静と結婚。

1947年 西宮へ転居。

1949年 光風会を退会し国画会会員になる。

        この頃、抽象絵画の旗手★長谷川三郎と出会い彼の理論に共鳴し、

        以降、主に抽象画を制作。

1957年 「第4回サンパウロ・ビエンナーレ」展に出品。以降、海外でも活躍。

1969年 犬養道子著『日本人の記録 犬養木堂』の連載始まり挿絵を担当。

1971年 週刊朝日の★司馬遼太郎著『街道をゆく』の連載始まり挿絵を担当。

https://www.enokojima-art.jp/i-museum/suda/index.html

1990年 大阪府および飯田市美術博物館に作品寄贈。

        (大阪府は2227点寄贈を受ける。)

         死去、享年84歳。

・・・私と同じように「入りにくいなあ~」と感じておられた方は、このブログを見てぜひ行ってみてください。間違いなく、もう一度来たいと思う喫茶「美術館」です。