はじめに | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・これまでの「MUSEUM」プログが100号に達しましたので、新たに「PROMENADE(散歩)」というテーマで再出発、ココロは「アート散策」という感じです。「take a walk」という響きが好きなんですが、ちょっと長いのでカッコつけてフランス語にしました。「マルシエ(marche)」も歩くとか散歩するという意味ですが、市場という意味の「マルシエ(marché)」と混同するといけないので、「PROMENADE(散歩、散歩道)」に決定しました。

 

《おまけ》旧南海電鉄平野線平野駅跡プロムナード

https://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000210311.html

このプロムナードは、チンチン電車の愛称で親しまれた南海電鉄平野線の軌道跡地に設置された。

(昭和58年4月に完成)南海電鉄平野線は、大正3年4月に開通以来、多くの人々の交通手段として活躍したが、地下鉄谷町線の開通に伴い、昭和55年11月に廃止された。

 

・・・私の生まれた平野、南海平野商店街そして「平野駅」とも深く関係します。

 

《プロムナード》

車を気にせずに安全に歩けるというだけでなく、タイルできれいに舗装したり植栽を施したり、ベンチや街灯などおしゃれなストリートファニチャーを設置することによって、ただ★単に歩くという目的以上の潤い豊かな散策空間となっていることが多い。大型複合商業施設や、高層ビルが立ち並ぶオフィス街などでも、積極的に取り入れられている。大規模マンションにおいても、広い敷地内にプロムナードを設け、四季折々の草花や木々を植えたり小川をつくったりして季節感あふれる空間を創出しているものが少なくない。特に都心部に立地するマンションの場合、こうしたプロムナードが★自然を身近に感じられるオアシス的な存在になる。景観的な美しさはもちろん、より★快適な生活を演出する要素でもある。

 

・・・この「プロムナード」は、現在取り組んでいる堺・山之口商店街における「玉手箱プロジェクト」ならびに「アート・スリッポン」のコンセプトとも重なるわけです。

・・・さらに、大阪市の新美術館「中之島美術館」の基本コンセプト「パッサージュ(passage)」につながります。「パサージュ」の意味は廊下・通路、抜け道・水路ですが、若干広い、また、お店などもある歩行者用道路のイメージです。ということもあり、新美術館の進捗状況には興味をもって注目してきました。

★建物をつらぬく「パッサージュ」

https://nakka-art.jp/about/architecture/

大阪中之島美術館の建築の核となる思想は「パッサージュ」です。「パッサージュ passage」とは、フランス語で歩行者専用のアーケードで囲われた通路や自由に歩ける小径のこと。大阪市が実施した公募型設計競技では、美術館の核となる場所「パッサージュ」を★「展覧会入場者だけでなく幅広い世代の人が誰でも気軽に自由に訪れることのできる賑わいのあるオープンな屋内空間」として提案を求めました。この設計コンペには海外からを含む多くの参加者からの設計提案がありましたが、その中から3度にわたる審査を経て選ばれたのが遠藤克彦氏による提案でした。その提案の核となる「さまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館」におけるパッサージュは、建物の「spine=背骨」であり、1–5階までの吹き抜け天井から柔らかく光が降り注ぐ立体的な空間として美術館の中心に位置付けられています。大阪中之島美術館にとってパッサージュとは、誰もが気軽にアクセスでき、訪れる人にとって居心地の良い場所。美術館に興味がある人も、ない人も、誰もが自分の★「居場所」を見い出せるような存在となる場所を象徴しています。大阪のまちを移動する人びとが通り抜け、そこはときにアートを体感できる、アートの活動拠点となり、さまざまな活動ができる流動的な空間となります。そして、★建物の内と外を融合する空間でもあります。

・・・これらのコンセプトや企画に賛同し、積極的に応援していきたいと思います。