・・・やはり履いていただくきっかけになるのが「図柄」や「色合い」、まずは「いろいろ」描いてリサーチする必要があります。
・・・ギャラリー「いろはに」のご厚意で、毎年1月にはギャラリーにおいて「玉手箱展」を開催できることになり、その機会に多くのスリッポンを展示し、実際に履いていただいて選んでいただくことも可能になりました。
・・・そして、十人十色ではありますが、様々な好みがあることもわかりました。「色を塗らない線描だけ」「懐かしいマンガやヒーロー」など、単に「カワイイ」だけでなく思い出や年齢に応じたスリッポンが人気でした。
・・・さらに嬉しいことがありました。偶然ギャラリーに来られた方で、スリッポンが気に入ってその場で履き替えられました。「つらい出来事があり、先ほど位牌をいただきに行ってきたところです。暗い気持ちでしたが、このスリッポンを履いて少しは気持ちが明るくなりました。」という話をお聞きして、靴が気持ちまで明るくすることを知り感激しました。
・・・玉手箱プロジェクト参加最高齢(現在85歳)西原さんは、バルタン星人がお気に入りでした。