・・・美大時代に彫刻科の友人からそれとなく聞かされた「井上武吉」先生、生誕地「室生」近くに行けばできる限り立ち寄るようにしている。
《近鉄「室生口大野」》
633-0315奈良県宇陀市室生大野1756/0745-92-2341
https://www.kintetsu.co.jp/station/station_info/station02037.html
【井上武吉】(1930~1997)
1930奈良県宇陀郡室生村(現★宇陀市)生まれ。
1955武蔵野美術学校彫刻科を卒業。在学中より数々の賞に入選。
1962第7回サンパウロ・ビエンナーレに出品。
1967靖国神社に記念碑「慰霊の泉」を制作。
1969箱根 彫刻の森美術館の設計を担当。
197池田20世紀美術館の設計を担当。
1986紫綬褒章を受勲。
《道の駅「宇陀路室生」》
633-0317奈良県宇陀市室生三本松3176-1/0745-97-2200
https://www.michi-no-eki-udajimurou.jp/
http://club-satoyama.com/?p=3253
奈良県で8番目の道の駅で「木もれ陽の森」との愛称でも親しまれる独特な外観を持つ道の駅「宇陀路室生」。そんな道の駅のある三本松地区は奈良県の東のはしっこに位置し、かつては長瀬村と呼ばれ大和と伊勢を結ぶ宿場町として栄えたそうです。道の駅から北の山中には山肌に棚田が広がる深野地区があり、「にほんの里100選」にも選ばれたのどかな里山の景色が広がるというのんびりした立地の中に道の駅はあります。この道の駅は「球体オブジェ」だけでなく、道の駅そのものを故・井上武吉氏がトータルデザインされたものなんです!施設の配置には、人がくつろぎ安らげるための工夫が凝らされており、建物とモニュメント広場は一体的になるよう空間構成されています。最初に独特な外観を持つと表現した道の駅の建物は、「森の回廊館」と呼ばれ、飛翔をイメージした鋭角的な屋根を持ち、樹齢130年の主柱で森が表現されているとか。そんな芸術的価値のある道の駅宇陀路室生のこのモニュメントは、「my sky hole 地上への冥想 室生」との名称が付けられました。生まれ故郷であるこの地に作られたこの「my sky hole 地上への冥想 室生」は、奇しくも井上武吉氏の遺作となりました。
・・・道の駅で「柿の葉寿司」と「やまと茶」を購入しいざ山上へ。
《大和茶》
http://www.city.uda.nara.jp/sin-kankou/souvenir/so04.html
唐にわたっていた空海が、帰朝する際に、茶臼と茶の種を持ち帰り、堅恵が佛隆寺(嘉祥3年、850年創建)で栽培し、全国に広まったと伝えられ、当地は、大和茶の発祥地である。当地の気候は、茶の栽培に適しており、今も、室生区で大和茶が栽培され、シェアは少ないものの、愛好家たちに支持されている。
http://www.nara-tokusan.com/productDetail11.html
http://www.pref.nara.jp/53078.htm
《ととりの案山子》633-0314奈良県宇陀市室生砥取222
宇陀市室生砥取の市道沿いの休耕田で、今にも動き出しそうな案山子が、ドライバーらの目を和ませている。砥取地区は高齢化が進み、住んでいる小学生も1人だけしかいないという。仲浦善嗣さん、美好さん夫妻は「少しでも活性化につながれば」と、休耕田を「砥取かかし笑顔公園」と名付け、手作りしたかかしの展示を始めた。当初は3体ほどだけだったが、年々、数が増え、現在は30体にまでなっている。近くに住む夫妻が「農家の楽しい1日」をテーマに手作りしたもので、ユニークな姿のものばかり。夫妻は「みんなが立ち止まって笑顔になってくれたらうれしい」と話している。
・・・今回は「室生寺」スルーします。