アートエリアB1 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《アートエリアB1》

530-0005大阪市北区中之島1-1-1京阪電車なにわ橋駅地下1階/06-6226-4006

http://artarea-b1.jp/

京阪電車中之島線建設中の2006年から、企業・大学・NPO法人が協同で、都市空間における駅の可能性を模索する「中之島コミュニケーションカフェ」を実施しました。これを継承して2008年10月の中之島線開業を機に、なにわ橋駅の地下1階コンコースに「アートエリアB1」を開設。ここでは「文化・芸術・知の創造と交流の場」となることをめざして★大学の知★アートの知★地域の活力を集結した多彩な主催事業を展開しています。

 

・・・とりわけ「鉄道芸術祭」は、私の大好きな「アート」そして「鉄道」の2本立てということで、これまでちょくちょく訪問しています。

 

《鉄道芸術祭》

“鉄道” には、車両や沿線図、列車が走る線路や駅舎・ホームなど、先進的な技術や魅力とともに、そこにまつわる文化や歴史があります。駅のコンコースにあるアートエリア B1では、その創造性に着目した事業「鉄道芸術祭」を 2010年より毎年開催しています。 本芸術祭では、鉄道という歴史や文脈を踏まえ、駅コンコースに位置する当館の場所性を活かした独創的な企画を実施します。芸術の新たな可能性を示唆すると共に、様々な人々に先駆的な表現世界に触れる機会を提案し、新たな観客創造にも寄与することを狙いとしています。

■鉄道芸術祭vol.9(2019)は、昨年(2018)に続いて「都市計画」をテーマに、都市と身体の関係性に焦点を当てる。都市形成の要である鉄道。人々の日常生活や移動環境は大きく向上させたいっぽうで、時刻表による厳格な時間の概念や電車内でのマナーといった社会規範によって、人々の振る舞いを規定・規制することにもなり、私たちの身体性にも深く関係している。また、海外からの一時滞在者や外国人観光客、移民といった「内なる国際」のあり方も含め、都市の様相は刻々と変化している。本祭では、こうした都市における都市生活者の様々なふるまいと、それを生み出す身体を独自の視点でとらえ直す作品を展開。国内外3名のアーティスト、小沢裕子、ジョンペット・クスウィダナント、武田晋一が出展する。映像作家の小沢は、大阪で在留外国人が多いエリアや、文楽・浪曲といった言葉にまつわるリサーチをもとに、日本人または外国人都市生活者の言葉によるコミュニケーションのあり方などについて考察した新作を公開。インドネシア出身のクスウィダナントは、自国の複雑な成り立ちと歴史文化や現代社会への洞察に基づいて、群衆と個、姿なき声やメッセージなどに関するインスタレーションを発表する。そして武田は、フランス留学を経て移り住んだ奈良・東吉野村と本会場がある大阪・中之島との往き来きを通じて、都市と地方を結ぶ道や2つの場所の環境の違い、移動や運搬といった要素を踏まえて作品を構成する。「都市の身体」の考察に基づく三者三様の表現を通じて、私たちの身体感覚を取り巻く社会の規制や制度といった問題、可能性を秘める人間の身体感覚の未来を思考する。

鉄道芸術祭vol.10「GDP (Gonzo dot party)」(2020)

https://kenchiku.co.jp/event/evt20200904-2.html

その1 大阪を拠点に活躍する 2組のユニットによる初の本格的な共同企画

その2 喫緊の社会課題「経済」を独自の視点で捉え直す、鉄道芸術祭初の2ヶ年プロジェクト

その3 実空間とオンライン空間が併走し、変化し続ける展覧会

 

・・・今回は、森村康昌さんの新企画「人間浄瑠璃」について、

 

★森村泰昌×桐竹勘十郎創作公演プロジェクト・プレ企画【スペシャルトーク】

ラボカフェスペシャル「人間浄瑠璃」事始め

3月14日[日]15:00─17:00

http://artarea-b1.jp/archive/2021/03141674.php

・石黒浩(ロボット工学者/大阪大学教授)

https://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/

・平田オリザ(劇作・演出家/大阪大学特任教授/芸術文化観光専門職大学学長就任予定)

http://www.seinendan.org/hirata-oriza

・桐竹勘十郎(人形浄瑠璃文楽人形遣い)

http://3bayashi.com/kan/top.htm

・森村泰昌(現代美術家)

http://www.morimura-ya.com/

https://www.morimura-at-museum.org/

・カフェマスター木ノ下智恵子(大阪大学准教授/プロジェクトプロデューサー)

https://www.nettam.jp/author/chieko-kinoshita/

「人間浄瑠璃」は、日本を代表する現代美術家の森村泰昌と、世界に誇る伝統芸能である人形浄瑠璃文楽の人形遣い桐竹勘十郎が初共演・創作する新たなプロジェクトです。対象に成り代わることでそのものの本質を浮き彫にする森村が文楽人形に成り代わり、人形を遣いそこに魂を込める勘十郎が森村を遣う、という既成概念を覆す実験的表現の世界初演となります。プレ企画では、劇作・演出家の平田オリザさん、ロボット研究の世界的第一人者である石黒浩さんを特別ゲストに迎え、新作の構想に関するトークを展開します。古典芸能としての人形、演じ手としての人間、科学技術が生み出す人間に近いロボット、それらの背景にある文化や文明や技術を巡りながら、〈操る/操られる〉の関係性から創出する新たな表現の可能性について対話を繰り広げます。

 

・・・これだけの方々が一堂に会してのトーク、めったに聴けるものではありません。ましてや20名限定、満を持してチケットをゲットしました。そして【スペシャルトーク】のしめくくりに、カフェマスター木ノ下さんより、まもなく公演の場所が報道発表されますのでお楽しみに★「中之島のどこかです」と。

 

《プレスリリース》2021.3.17

大阪中之島美術館の開館日が決定しました(開館記念展覧会と公演のお知らせ)

https://nakka-art.jp/news/grand-open/

現在建設が進んでいます大阪中之島美術館(大阪市北区)について、開館日が2022年2月2日に決定しましたのでご案内いたします。また、開館を記念する展覧会として「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」と「モディリアーニ展 ―愛と創作に捧げた35年―」、★記念公演として「森村泰昌×桐竹勘十郎創作公演プロジェクト人間浄瑠璃(仮)」の開催が決まりました。

 

・・・予想としては「大阪中之島美術館」であろうと思っていたわけですが、やっぱり的中でした。2022年3月初旬ということですが、これまた是が非でもチケットをゲットしたいものです。その前に、

 

《モリムラ@ミュージアム(M@M)》

559-0011大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F/06-7220-6985 

https://www.morimura-at-museum.org/

エム・アット・エムと呼んでください。美術家・森村泰昌の作品がいつでも見られる、スペシャルな美術館です。フロア面積は400㎡。ふたつの展示室とライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップがあり、それぞれの部屋にはモリムラによって名前がつけられています。

M@Mがオープンするのは、大阪市住之江区の北加賀屋という町です。大阪湾にほど近く、かつては多くの造船所があって賑わいを見せたこの地域は、1980年代から次第に活気を失っていきましたが、2004年に名村造船所跡地が近代化産業遺産に指定されたのをきっかけに、芸術・文化の発信地として活用する取り組みが始まりました。2009年には「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」がスタート。アーティストやクリエイターたちの活動拠点となっています。

森村泰昌との縁も深く、初の長編映画《「私」と「わたし」が出会うとき—自画像のシンポシオン—》(2016年)での撮影にあたって、北加賀屋のいくつもの場所がロケ地となりました。また、この映画が初公開された国立国際美術館での個展「森村泰昌:自画像の美術史—「私」と「わたし」が出会うとき—」と同時期に、北加賀屋の名村造船所跡地にある「クリエイティブセンター大阪」では、「森村泰昌アナザーミュージアム」と題して、映画で用いたセットや小道具などを展示する展覧会(主催:NAMURA ART MEETING ’04-‘34実行委員会)も行われました。

そしてこのたびオープンするM@Mは、名村造船所跡地をはじめ周辺土地を所有・管理する千島土地株式会社から展示場所をご提供いただくほか、建物の改修費や今後の運営経費についても多大なご協力を賜っています。 

1.「ひろく」国内、海外を問わずさまざまなところからさまざまな人に来ていただける場所になる

2.「ふかく」モリムラの活動や芸術・文化についてもっと知りたい方が深く学べる場所になる

3.「ながく」人々が何度でも訪れたくなる場所何時間でも過ごしたくなる場所になる

 

・・・行かなくちゃと思いつつ訪問できていない、この4月にはぜひ。