ぞわっ(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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★赤井家住宅(武家屋敷)改修/設計:白鳳建築設計事務所/施工:株式会社「西建」

http://www.hakuho-g.com/ad/company/experience.html

http://nishiken-on.co.jp/?p=443

伊賀市上野忍町にある赤井家住宅(武家屋敷)を改修して、市民や観光客のみなさまに活用して

いただけるよう、伊賀市から発注された工事です。城下町の佇まいを感じられる建物(主屋・土蔵・茶室など)や門の改修、庭園の整備をしました。この施設は、自由に観覧したり、部屋を貸し出したりして活用されています。ぜひ一度ご観覧ください。

 

 

【つのだゆき】(1991~)

https://www.tunodayuki02.com/

1991年生まれ。女子美術大学メディアアート学科2013年卒業。2012年にはじめてガラス制作をし、その時から作りたい昆虫等を観察するようになり、大学卒業後に本格的な制作をはじめました。制作に至ったキッカケは生物が群れになると気持ちが悪い、その中でも虫がたくさん密集しているのは殆どの人が嫌悪感を感じてしまうということにふと、疑問をもち、モチーフにされやすいアリ、ハチ、テントウムシでさえ集まると気持ち悪いと言われる、その不可思議なことに興味をもち、その嫌悪感を表現したくてアリの行列を卒業制作として作成しました。しかし観察すればするほど美しいと思う部分が多くなっていく昆虫に魅力を感じ、今ではその魅力を表現し、伝えていきたいけるように日々努力しています。今後は虫以外の生き物も作っていこうと、試行錯誤中。

 

 

《NEWS》2017.9.13横浜日吉新聞より

https://hiyosi.net/2017/09/13/tunoda/

昆虫や生き物たちの硝子作品を横浜高田で、初のアトリエ展示会は9/15(金)まで

あの角田(つのだ)親子のガラス作品を地元・横浜高田で堪能できます。テレビなどメディアでもひっぱりだこの昆虫や生き物などのガラス工芸作品を手掛けることで著名な角田恵子さん・夕貴さんのアトリエ(Atelier Tsunoda)オープン記念展示会が、先週(2017年9月)8日(金)から今週末の9月15日(金)までの11時から18時まで行われています。角田恵子さん、夕貴さん親子はそれぞれ綱島・日吉生まれ、そして高田育ち。恵子さんは子どもの頃からモノを作ることが大好きで、結婚し夕貴さんを出産した後も、夕貴さんの服を編み物で作ったり、ドライフラワーやフェルト作品を作ったりと、「やはりハンドメイドが大好きでした」と、懐かしい当時を振り返ります。転機が訪れたのは、夕貴さんが幼い頃に開業した花屋(現在は閉店)での経験。仕入や接客などを通じ、恵子さんは「色が好きであると認識」したといいます。その後、夕貴さんが中学生になった頃に通った陶芸教室をきっかけに自宅に窯(かま)を購入。作品も知り合いの店に置いてもらうようになり、またブログで作品について発表するなど、自分が作った作品が他の人々に認められるようになる過程を経験します。

 

 

2007年頃には、「色がたくさんある」世界を求めてガラス教室に通いはじめたものの、「板ガラスを焼いて、型に入れて、出来上がるといった教室だったんです。計算することからはじまり、製図をし、四角に切って、並べてと、“カッチリ”しなくてはいけない世界。もっと自由に、楽しい好きなものを作ることはできないか、と感じるようになったんです」と、より創造性があふれる“自分らしい”作品づくりをしたいと思うようになった恵子さん。窯と同様に、ガラス用のバーナーも自ら購入した恵子さんは、「溶けるガラスと、なかなか溶けないガラスがある」ことなど、ガラスの特性とバーナーとの相性があることにも気が付き、時にはバーナー式を全て買いなおしてしまうほどの思い入れもあり、独学でガラスの指輪を製作。「常に母の周りには人がいっぱいいた」(夕貴さん)という言葉の通り、学校の説明会などでママ友達に会う時には、「私も欲しい」と、多くのママたちに恵子さんの作品が飛ぶように売れたといいます。折りしも、女子美術大学付属高等学校(東京都杉並区)へ進学した夕貴さんの文化祭を手伝うなどするうちに、より多く周りの人々に受け入れられていったという恵子さんのガラス作品。夕貴さんは、元々「絵が描きたくて」美術の学校に進学したものの、「周りの人々があまりに絵が上手な人たちばかりで、イラストレーターになるという夢も早々に諦めました」と、女子美術大学(同)に進学後は、様々なジャンルの美術を学べる「メディアアート学科」を選択。卒業制作の際、元々は虫が嫌いだったという夕貴さんは、「今まで学校で習っていたものは、キラキラとした女子らしいものが多かった。真逆の、嫌いなものを作ってみよう」と、ガラスで昆虫作品を作ろうと思い立ちます。ガラス工芸仲間も増えていた恵子さんは、昆虫などを手掛けるガラス工芸作家として著名な清水と~るさんとも知り合っていたこともあり、夕貴さんと一緒に清水さんを訪ねるなど、交流を深めていったといいます。また、「ガラスの世界では知らない人はいない」というガラス工芸作家の松村潔(きよし)さんの工房にも通い、「ちょうど指輪作りにも限界を感じていたこともあり、新しい作品を生み出したいと思っていたんです。

 

 

ヤモリの指輪などは遊び心て作っていたのですが、だんだん作業になってきてしまっていて。千葉にいるガラス仲間から、それまで扱ったことがなかったパイレックスという強化ガラス棒をたくさんもらったことも大きな出来事でした。またバーナーを買い直し、松村先生の講習会でも新しい世界を学ぶことができたんです」と、恵子さんはバーナーでのガラス作品作りをより極めることができたといいます。そんな恵子さんの影響もあり、夕貴さんは「家でコツコツと」ガラスの昆虫作りを行い、無事、アリの行列やクワガタ、カブトムシ、カマキリやセミなど、標本箱にいっぱいのガラスの昆虫卒業制作を詰め込んで、無事2013年に大学を卒業します。「大嫌いだった」という昆虫が、標本を見るなどしてその昆虫ならではの特徴を感じていくにつれ「面白さを感じるようになった」と夕貴さん。作品を見た人々が「みなさん驚かれ、作品も売れるようになったんです」と、2013年には、ギャラリーたまごの工房(高円寺)で初の昆虫展に出展。恵子さんの昆虫作品も雑誌に採り上げられるなど、夕貴さん親子によるガラス昆虫・生き物たちの世界が少しずつ広がり、ファンも国内外へと増え続け、今日のアトリエ開設に至ります。恵子さんがガラス工芸の原点を振り返る時、「花屋時代の経験がよみがえります。その時咲いている花、好きな花など、作り手と、あげる側、そして受け取る側の立場があります。特に、気にいった花や、“色”を大切にしていました。今、同じ昆虫や生き物を作る時にも、様々な色を使って作品を作っています。この世界観を大切にしてくれるファンの方々をこれからも大切にしていきたい」との想いも熱く語ります。一方、夕貴さんは、横浜高田を離れ、東京にて新たなアトリエを開設準備中。故郷・高田で過ごした日々を想い起こしながら、少しずつ、そして大きく飛躍してきた“硝子(ガラス)昆虫作家”としての歩みを、新たな新天地でも重ねていく決意だといいます。「今回はこの実家でアリやチョウなどの製作実演も行っています。ぜひ、母(恵子さん)と一緒に、より深く作品への想いについても語り合えたらと考えていますので、ぜひ高田のアトリエ開設展示会へもお越しください」と、多くの来訪を呼び掛けます。恵子さん、夕貴さんが育ったこの高田の街で奏でる、親子のガラス工芸の「透き通った」また「実物よりも実物らしい」昆虫や生き物たちの輝きを放つ作品の一つひとつが、アトリエを訪れる人々の心を鷲(わし)づかみにしてしまうほどの魅力あふれる独特の世界。まさに「高田クオリティ」と言えるその作品に多く国内外の人々が魅了され、二人のアトリエや展示会を頻繁に訪れることは間違いなさそうです。

 

 

・・・ぜひとも、大阪で「親子展」をやってほしいものです。

 

 

・・・さて、喫茶室で抹茶をいただきましたが、器はもちろん伊賀焼で作者・小島憲二さんということでした。ちょうど「伊賀市ミュージアム青山讃頌」で展示会が開催されていると紹介がありましたので、もちろん行ってみることにしました。