ジオラマと素材 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・現在、作品の基底材として多用しているのが、「発泡スチロール」ボードです。

 

《発泡スチロール(EPS)》松原産業より

https://www.matsubara-sangyo.jp/foamed-styrol/#type

発泡スチロール製品は、98%が空気であることから優れた 『 断熱性 』 と 『 緩衝性 』 の2大特性を生み出しています。さらに、軽くて、成型しやすい事から、生活の中の幅広い分野で使われるようになりました。発泡スチロールは1950年にドイツのBASF社のスタストニー(Dr.Stastny)とゲート(Dr.Gaeth) によって発明されました。(ドイツ特許 No.845264)1954年には日本への輸入が始まり、1962年には国内生産も始められました。 国内での年間需要量は20万トンを超え、50倍発泡として計算するとその体積は1千万㎥以上という量になります。体積でみると発泡していない全プラスチックの年間国内生産量に匹敵します。なお、日本の科学用語だと★発泡ポリスチレンが正式な名前ですが、開発されたドイツでの呼び方スチロール(Styrol)に由来して発泡スチロールと呼ばれています。発泡スチロール製品はゴミ集積場などにおいて、白くてかさばることからとても目立つ素材です。そのため、ごみ問題において標的とされることも多くあります。また、一部では未だに燃やすと有毒ガスや環境ホルモンが発生するという誤解も残っています。実際には★有毒ガスなどの発生は一切なく、省資源でエコな素材であり、高いリサイクル率を誇り、2014年の調査では89.3%を達成しています。

 

 

・・・鉄道、ジオラマ好きとしては、こういうニュースにはすぐ反応してしまいます。

 

《NEWS》2020.7.17オリコンニュースより

高密度の線路に工場夜景★“ちょっとした違和感”が注目されるジオラマのキーワード

SNSを通じてさまざまなジオラマ作品が発表されている昨今。そのなかで、注目を集める作品に共通して言えるキーワードが、“ちょっとした違和感”。モデラ―のKaodenさん(@kaoden_usipoo)、藤平翔さん(@fujihira_sho)は、写実的で現実に“ありえそう”な風景を切り取りながら、そこに少しの“違和感”をエッセンスとして加えることで、人の心に残るジオラマ作品になるという。

■レイアウトから物語が見えるように…鉄道模型に込めた匠の思い(Kaoden)

――精巧な鉄道模型・Nゲージによるレイアウト(鉄道模型を使ったジオラマ)を制作したKaodenさんは“敷鉄”と言っても過言ではないほど、レールを敷き詰めたインパクトのあるレイアウトが特徴的。“カオス”と言われたレイアウトの中でも、代表作「常設カオスレイアウト」は立体交差も含め、驚くべき密度でレールが敷かれています。【Kaoden】昨年やっと念願の模型部屋を手にし、レイアウトが常設できるようになったので、「好きなだけ力一杯レール並べてやるぞ」と意気込んで、「いかにこのスペースでたくさんレール引けるか」少しずつアイデアを暖めました。もともと車両が好きなんで、どうせならなるべくたくさん同時に走らせたいし置きたい。というのが基本で、常設レイアウト以外もすべてこのコンセプトで作ってます。私はそれが当たり前だと思ってたらどうもそうではないようで…(笑)。常設レイアウトはだいたい1200mm×1300mmですが、このコンセプトに沿って作ったらこうなりました。複線の重ね8の字と、その内側に単線の重ね8の字と路面電車の走るエンドレスがあります。そしてそれぞれに留置線を数本ずつ用意しているので線路だらけです。複線は実在のモデルを走らせ、単線と路面電車は架空鉄道「香生洲電鉄(カオ電)」を走らせてます。制作は、ホームセンターで売っている★「カネライトフォーム」という建材を切ってもらったものをベースに、その上にレールを並べました。本来は地面工作をすべきですが、よりよいレール配置が思い付いたら並べ変えてるのでなかなか踏み切れません。「レイアウトに完成はない」ので日々更新。「秘伝のタレ状態」とか「サグラダファミリア」のような感じです(笑)。 ――これだけのレールをこだわって敷くとなると、大変な苦労が目に浮かびます。【Kaoden】苦労とも楽しみとも言えますが、スペースフル活用のため交差が多くなり、橋桁の設置スペースや勾配の角度には苦労しました。また少しでも多く車両を置くためにたくさん線路をひいたため、ぶつからないように車両限界ギリギリにレールを配置したところが多数あります。この作品に限りませんが、スペースを最大限活用しつつ、レイアウトから物語が見えるようにすること、がこだわりでしょうか。駅やらバスやら建物やら、こんなギッシリなのは実際にはありえないんだけど、ありそうって思わせちゃうように。 ――Kaodenさんにとってレイアウト(ジオラマ)とは?【Kaoden】「世界を広げてくれたもの」でしょうか。10年ちょっと前になんとなく作品をアップしたところから始まって、激団サンポールの皆様はもちろん、ネットの向こうの方々との交流も広がりました。これからも、★「自分が楽しむこと」を信念に、制作していきたいと思います。

 

 

・・・新しく出会った素材については、すぐ調べるようにしています。

 

《カネライトフォーム》

http://www.kktc.jp/dannetsu/

主原料★ポリスチレン樹脂に発泡剤、添加剤を溶融混合し、連続的に押出し発泡成形した板状保温材で、JIS A 9511に規定する「押出法ポリスチレンフォーム保温版」あるいは、JIS A 9521に規定する「押出法ポリスチレンフォーム断熱材」です。独立気泡の小さな泡の中に気体を閉じ込めました。これにより、熱伝導の三要素として知られる熱の「伝導・輻射・対流」の数値を小さく固定しています。独立気泡が熱をさえぎり、結露を抑制します。独立した気泡構造により、断熱の大敵である水が入りにくく、断熱性能の劣化を防いでいます。一般的に発泡スチロールは「ビーズ法ポリスチレンフォーム」のことをさし、主原料は同じですが、製造方法や特性等が異なり、JIS規格上では区別されております。有機溶剤系(トルエン、シンナーなど)に侵されますので、有機溶剤を含まない接着剤をご使用ください。

 

 

・・・なんと「溶岩」に「ミカンの皮」とは、身近な材料というのがスゴイ。

 

 

・・・「自分が楽しむ」こと以上に、大きな影響を与えることがある。何を作るのか?どう展示公開するのか?ある意味、作る者と観る者とのコミュニケーション以上の「真剣勝負」がある。アートにおいても、そうありたいと思う。

 

 

・・・スゴ~イ「ジオラマ」が多く作られています。本当に学ぶことだらけです。