・・・「路地裏」ではなかったのに、「ビルの谷間(隙間)」からは空を見上げることがたまにあります。
《「逆転の発想だ!」ビルの隙間から見る夕日の写真で分かるコト》2017.3.11グレイプより
生まれた場所や住んでいた場所によっても「夕日」のイメージは異なるかもしれません。そんな中、カナダで撮影された夕日の写真が「空のグラデーションが一発で分かる素晴らしい1枚だ」と話題になっています。大自然の中で撮影されたというよりは、人工物の間から見るという意外なシチュエーションの写真なのですが…マンションとマンションの間から見える夕日。ベランダ部分が目盛りの役割を果たし、上に向かって段々と青くなっていく空のグラデーションがよく分かります。ある意味では2つのマンションが夕景を邪魔している部分もありますが、一方では「視界を遮ることで色の移り変わりを強調している」とも言えます。この写真に対し、絶賛のコメントが多く寄せられました。
・これは逆転の発想だ。景色を見る上では邪魔になるはずのマンションが、夕日の美しさを際立たせるなんて。
・マンションで影になっている部分とのコントラストが素晴らしいね。作品と言っていいクオリティだよ。
・夕日は大好きでいつも見ているけど、今まで気づかなかった。素晴らしい写真をありがとう。
発想の転換と言ってもいい、グラデーションを際立たせた夕日の写真。マンションやビルなどの高い建物が身近にある人は、ぜひ試してください。もしかしたら、いつも見ている夕日よりも美しい景色に出会えるかもしれません。
・・・時間帯の違いもあるのかもしれません。「路地裏」を彷徨うのはだいたいが夜遅くで、「ビルの谷間」は昼過ぎから夕暮れ時が多いように思います。そして、これまでに観た映画や写真のイメージが強く影響しているようです。
・・・突然、びっくりしますよね。これまでの常識や日常が、一瞬にして覆されたような錯覚に陥ります。
・・・そして、最終的に辿り着いたイメージが「空飛ぶくじら」なのです。つづく




