《峯ヶ塚古墳》羽曳野市軽里2丁目
古市古墳群の中では内部施設が★発掘調査されている数少ない前方後円墳です。古墳の復元整備に伴う12回の発掘調査で多くの成果を上げました。墳丘は96メートルで二段に築かれており、外部施設としては南側以外は二重濠を有し、墓域は東西168メートル、南北148メートルを測ります。 平成3年(1991)の発掘調査で、後円部墳頂付近で新たに確認された石室からは、盗掘を受けていたものの多くの副葬品が発見されました。この中には、銀や鹿角製(ろっかくせい)などの装飾品を付けた大刀をはじめ、武器や武具、馬具など軍事的な副葬品や、装飾品となる金銅製(こんどうせい)の冠帽(かんぼう)や帯金具(おびかなぐ)、魚佩(ぎょはい)、銀製の垂飾りや花形飾り、ガラス玉や石製玉類などがあり、総数3,500点以上に及びます。この古墳は、副葬品や出土した埴輪の特徴から5世紀末頃に築かれたと考えられます。
《峰塚公園》
峯ヶ塚古墳を中心とした約5.3ヘクタールに及ぶ都市公園。★平成元年に古墳北側において「モニュメントゾーン」が開設され、平成18年8月に「郷土の森ゾーン」、平成20年5月に「文化イベント広場ゾーン」「管理施設ゾーン」が完成し、4つゾーンで構成され、全面開園されている。「郷土の森ゾーン」内には、終末期古墳★「小口山古墳」が保存され、見学することができます。
https://www.city.habikino.lg.jp/soshiki/doboku/dourokouen/dourokouen/6933.html
峰塚公園西北に位置する丘陵地は、早くから★堀抜石棺として注目されていた小口山古墳が存在し、さらに★小口山東古墳や埋蔵文化財の散布が確認されています。この場所は高台で見晴らしが良いことから、戦国時代には★高屋城の出城が築かれたと記されています。文化財を保存するため現状地形を活かした散策路の整備と二上山などの眺望を楽しめる展望広場を設けています。
《小口山古墳》
峯ヶ塚古墳の西方約200メートルの羽曳野丘陵の東縁に位置する横口式石槨をもつ終末期古墳で、直径約30メートルの円墳です。明治45年(1912)に開墾に際して発見され、★喜田貞吉が「河内軽里の掘抜石棺」として紹介し、広く周知されるようになりました。近年、公園整備に伴って発掘調査が実施され、墳丘の範囲が確認されるとともに、内部構造を考えるうえでも大きな成果を得ることができました。築造時期は、横口式石槨の形態から考えて7世紀後半ごろと推定されます。また古墳の所在する西側には白鳳時代に栄えた★善正寺が位置しており、この寺に関係する人物が埋葬されている可能性が考えられています。
《善正寺跡》羽曳野市はびきの2丁目
羽曳野丘陵中腹・東面側にあった白鳳時代に建てられた寺院跡です。寺跡は、戦後まもなく始められた土採りによって現在は宅地となり、その痕跡は残っていません。調査によって、この寺院は 薬師寺式の伽藍配置をもつことがわかりました。発見された金堂の礎石には、「白瑪瑙」と称する白色大理石が使用され、二重基壇の存在とともに寺の独自性を示しています。独自性は、出土している瓦にも見ることができます。その瓦は、7世紀後半に製作された軒丸瓦で、大きな中房の周辺に幅広い八葉の単弁をもち、さらに花弁の先端が蕨手状に折り返して単弁の頭に接するのが特色です。出土している瓦から考えられる寺の創建は7世紀の中頃で、その後9世紀までは維持されていたと考えられます。
《フラワー(FLOUR)》
583-0854羽曳野市★軽里2丁目73-1/072-957-4444
1963年10月、羽曳野市★栄町にて和菓子と欧風菓子の店フラワー(★FLOWER)を個人営業にて開店と沿革に記述されています。
http://www.cf-flour.jp/?page_id=71
しかし店舗案内にはフラワー(flour)と書かれていますし、もちろん店舗名は「★FLOUR」ですから、どこかの時点で変更されたのか?それとも沿革の記述を間違えたのか?ちなみにフラワー(flower)は、英語で花を意味する一般名詞ですが、フラワー(flour)は英語で穀粉(小麦粉など穀物を挽いた粉)を意味する一般名詞です。
【古墳グルメ】パティスリーフラワー★竹内街道軽里店
http://www.cf-flour.jp/?page_id=47&phpMyAdmin=ChD8wXTTz1Ulwo2w7kR7%2Cu6f6b0
定休日:なし(1/1除く)営業時間:9:30~19:30 カフェ利用 9:30~17:00
スイーツやフード、パンなども数多く揃った、いつどのタイミングで訪れても嬉しいカフェ。窓の向こう側には「芦が池」という池があり、自然の景色も楽しめる広々とした店内は、一度腰掛けてしまうと何時間でも居座ってしまいそうなほどの居心地の良さ。ここから歩いて白鳥陵古墳まで行くことができるので、古墳散策前、もしくはその後にゆったりとしたティーブレイクはいかがでしょうか?こちらで提供されている古墳グルメは、なんとカレーライス!俯瞰で見ることで、その偉大な全体像を把握できるあたりもまた古墳らしい「古市古墳群カレー」¥918(税込)は、優しい口当たりでありながら、後からじんわりと辛さが追いかけてくる、飾らないアットホームな風味がGood。また、カレー以外にも「はにわパン」¥250(税込)という気になって仕方がない存在もベーカリーにて発見…!
・・・世界遺産の近くにあるお店って、遠方より来られた方々にはありがたいですよね(トイレも)。特に暑い時期は、「熱中症」に気を付けて一服してください。