カエル旅(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「かえる友の会関西支部」に続いて、テーマ「カエル」で新規スタートしました。前回の「カエル旅(3)」で抜けていた菊竹さんの作品について、 

 

【菊竹清文(きくたけきよゆき)】 

1944福岡県生まれ 

1968中央大学工学部精密機械科を卒業(自動制御専攻) 

1978第1回九州ビエンナーレ展、第6回神戸須磨離宮公園現代彫刻展(8回で神奈川県立近代美術館賞、9回で土方定一記念賞) 

1979第8回現代日本彫刻展で摸型入選(9回で京都国立近代美術館賞、10回で兵庫県立近代美術館賞、12回で東京国立近代美術館賞、13回で宇部市野外彫刻美術館賞 14回も) 

1981第2回ヘンリー・ムア大賞展で優秀賞(4回で彫刻の森美術館賞) 

1982昭和56年度芸術文化に活躍された人々との懇親のつどい・内閣総理大臣官邸招待 

1985昭和60年度派遣芸術家在外研修員(文化庁)としてポリテクニク大学(ニューヨーク)へ派遣(~86年、教授待遇) 

1987フランス革命200周年記念“INVENTER 89” 

1988ワールドエキスポ・ブリスベーン88(豪)正面入口に作品設置、SDA賞 

1989ASIAN-PACIFIC EXPO FUKUOKA'89正面入口に★コンピュータと電話回線を使った作品設置、SDA地域環境デザイン賞、仏芸術文化功労章騎士(シュバリエ)章 

1990F-1サーキットコースに緑と水と炎を取り入れた動く★情報彫刻設置 

1992幕張国際通りに彫刻と信号機が橋と一体化したS字型の横断歩道橋を設計 

★参考「情報彫刻」 

菊竹氏の情報彫刻は、季節の変化に応じて木々の葉が色づくように、周囲の自然や都市の環境の変化を情報として捉え、変化の質や量に応じて、色や形、動きが変化する「動く彫刻」である。彫刻同士を電話回線で結んで、彫刻の動きを相互に伝えあうことで、心のコミュニケーションを図るという世界で★初めての構想作品【WaterLand】を作ったのが1989年。インターネットが未だ一般には知られていなかった頃である。その年、芸術に情報ネットワークの概念を取り入れた功績に対し、フランス芸術文化勲章シュバリエ章が授与された。モバイルも含め、日本のインターネット人口が2000万人を超えたとされる2000年には、iモードと一部有線回線を用いたインターネットで、★NTTドコモ四国の高松本社【NewWave】と徳島支社【NewDance】の2つの彫刻を結び、一方の彫刻周辺での人々の動きにセンサーが反応してその彫刻自身の動きが変わると同時に、さらに2001年には、NTTドコモ九州の熊本【OpenSky.Kumamoto】と鹿児島【OpenSkyKagoshima】の彫刻をiモードで結び、人々の動きに反応した彫刻の動きが相対する彫刻に伝えられ、彫刻の動きや彫刻を収めたビルの外壁の光のラインの色が青・白・赤と変わっていくという、無線インターネット情報彫刻が遂に実現した。 

 

・・・菊竹さんの作品を鑑賞するには「二元中継」しかない、観てみたい。

 

 

《中央公園》 

http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kurashi/shisetsu/park/chuopark.html

高松の市街地の中心部に位置し、県庁、市役所、高校、商店街が集積する政治・文化・商業の中心地にある、本市を代表する都市公園です。当公園の場所は、昭和21年に都市公園用地として復興土地区画整理事業により確保しましたが、昭和22年から昭和57年の間は市営球場として利用されていました。しかし、昭和57年に野球場が生島町に移転されたことに伴い、昭和57年から昭和60年で本来の公園として整備したものです。この公園は、市民参加による「緑にあふれ、季節感があり、気軽に楽しめる公園」を基本に整備を進め、外周を樹林でかこみ、中央部に芝生広場(自由広場)を配した公園として現在に至っています。中央公園では年間を通して数々のイベントが行われており、中でも春のフラワーフェティバル&交通安全フェア、夏★高松まつり、冬のまつりには多くの市民が集い、大変なにぎわいをみせています。公園内には香川県出身の偉人の銅像をはじめ、芸術家による★アート作品が数多く建立されている。

 

 

・・・じっくり観たいのですがもう時間がありません、急いで美術館へ。

 

 

◆【高松市美術館】◆ 

760-0027香川県高松市紺屋町10-4/087-823-1711 

https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/

2016年春、高松市美術館は約1年間の改修工事を経て、リニューアルオープンしました。★中央商店街に隣接する美術館は利便性がよく、現代的なスタイルと落ち着いた雰囲気を持つアートスポットであり、市民のみなさんが行き交い集う「ひろば」でもあります。「戦後日本の現代美術」「20世紀以降の世界の美術」「香川の美術(工芸)」を軸として系統的に収集してきた当館所蔵の美術作品は1,600点あまり。国内外での評価も高く、中でも質・量ともに日本屈指となった現代美術のコレクションは、★瀬戸内国際芸術祭など芸術の風に沸き立つ創造都市高松において文化的なプラットフォームを成す、誇るべき生きたアート・アーカイブといえるでしょう。多様性に満ちたアートを紹介し新しい取り組みに積極的な高松市美術館ですが、振り返れば豊かな歴史をもっています。戦後間もない1949(昭和24)年、名勝★栗林公園内に地方の公立美術館として全国に先駆けて誕生したのが当館であり、★瀬戸大橋が開通した1988(昭和63)年に、現在の市内中心街へ移転新築しました。そして2016年、再び生まれ変わった美術館は、先人たちの文化芸術への思いを大切に、今後も市民のみなさんと一緒になって時代とともに成長を続けます。

 

 

・・・やっと到着、トークショーはもう始まっています。

 

 

★アーティスト×市長×館長トークショー「つながり・つなげる美術館をめざして」 

高松市美術館は、今年開館30周年を迎えます。また来年2019年には、栗林公園時代の旧高松市立美術館設立(昭和24年)から★70年の歳月を刻みます。これを記念し、“文化芸術の持つ創造性を活かした都市の再生”として、積極的な文化行政を推進する大西市長と、「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.07」の出品作家であり、30周年記念商店街連携事業「かえっこフェスティバル」の生みの親である、アーティストの藤浩志さん、そして、篠原館長によるトークショーを開催します。これまでの美術館の歴史を振り返るとともに、現在の美術界のトピックスや未来の美術館像を語っていただきます。立場は異なる3人ですが、そこには「芸術」をめぐる想いや共感が見えてくることでしょう。★UDトーク(リアルタイム字幕)を利用しますので、耳が不自由な方にもお楽しみいただけます。 

 

・・・藤さんとは忙しい中を少し話ができ、サインもいただけたので大感激です。