《蹴上インクライン》
606-8443京都市左京区粟田口山下町~南禅寺草川町
https://kyoto-design.jp/spot/2724
《琵琶湖疎水記念館》
606-8437京都市左京区南禅寺草川町17/075-752-2530
https://biwakososui-museum.jp/
京都市が琵琶湖疏水竣工100周年を記念して、疏水の意義を1人でも多くの方に伝え、先人の偉業を顕彰するとともに、将来に向かって発展する京都の活力の源となることを願って、市民の協力のもと、平成元年8月に開館した施設です。
★明治の一大事業であり,今なお京都市民の生活や事業活動を支え続ける琵琶湖疏水の歴史や意義をより幅広い層に伝えられるよう、開館30周年となる平成31年に向けて新たな展示のリニューアルを実施します。
・・・ここもやっぱり「リニューアル」されるようです。
《南禅寺》
606-843京都市左京区南禅寺福地町/075-771-0365
現在、南禅寺が建っている場所は古くから福地として知られていた土地です。南禅寺建立以前には、三井寺(園城寺)の別院・最勝光院が建っていました。この最勝光院が年月とともに荒廃し、跡地に建てられたのが南禅寺の元となる禅林寺殿(ぜんりんじどの)です。南禅寺の元となる禅林寺殿は、1264年に後嵯峨天皇が母の大宮御所として建てた離宮です。禅林寺殿には「上の御所」と「下の御所」があり、当時「上の御所」に建設されていた南禅院が、現存する南禅寺の別院、南禅院の前身となります。離宮であった禅林寺殿が禅寺となったのは1291年です。伝承によると、禅林寺殿にはこのころ妖怪が出没し、時の法皇・亀山法皇を悩ませていました。この妖怪を追い払ったのが東福寺の無関普門禅師という僧侶です。このことにより、亀山法皇は無関普門禅師の徳を讃え、開山として迎え入れ禅林寺殿を龍安山禅林禅寺に改めました。天皇の発願によって建てられた寺院としては日本で初めてのものとなります。龍安山禅林禅寺が南禅寺と呼ばれ始めたのは1308年ごろからです。龍安山禅林禅寺を創建してすぐに無関普門禅師が亡くなり、そのあとを引き継いだ南院国師によって伽藍が整えられました。このことから、後宇多天皇が南院国師の「南」をとって太平興国南禅禅寺と名が付き、南禅寺と呼ばれるようになったといわれています。南禅寺は度重なる火災にあっており、当時の姿はほとんど残っていません。創建当時のもは応仁・文明の乱によって焼失。その後1606年に豊臣秀頼によって大改築されたものの、明治26年に再び火災で焼失してしまいます。現存する南禅寺の法堂は明治42年に再建されたものです。
・・・何度来ても、見とれてしまいます。
《水路閣》
http://www.nanzen.net/keidai_sosui.html
疏水は、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路である。滋賀県大津市で取水され、南禅寺横を通り京都市東山区蹴上迄の区間である。疏水の工事は1885年に始まり、1890年に竣工した。疏水の目的は大阪湾と琵琶湖間の通船や水車動力による紡績業,潅漑用水,防火用水などであった。ところが水力発電の有利性が注目されるようになり、1889年に蹴上に発電所が建設され,91年には送電を開始した。また水力発電の増強と水道用水確保のため,1908年に第2疎水の工事が、始まり、1912年に完成している。同時期に蹴上浄水場が建設され、現在は上水道の水源として利用されている。赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋は、南禅寺の古めかしさになじんで、今では一種の美を湛えている。
《南禅寺「聴松院」》
606-8435京都市左京区南禅寺福地町86-15/075-761-2187
南禅寺境内北西に塔頭の聴松院がある。山門は南面して建つ。かつて瑞松庵と称した。臨済宗南禅寺派大本山。本尊は摩利支天を安置する。開運勝利、福利円満、万難消除などの信仰を集める。猪の像が対でおかれている。摩利支天は陽炎(カゲロウ)を神格化した女神で、陽炎のように目に見えなくとも常に身近に居て、月日に先立って進み、進路の障害になるものや厄を除き、ご利益を施してくれる。武士の間でも戦勝の神として信仰され、出陣に際しては鎧の中に秘めてお守りとされた。軍神とされる一方、五穀の結実を豊かにする農業の神ともされる。摩利支天像は、三面六臂で、走駆する猪に乗っているとされるものが多い。
・・・そろそろ四条へと思ったのですが、ここまで来たのだから、どうしても立ち寄りたいところがあって、
《野村美術館》
606-8434 京都市左京区南禅寺下河原町61 /075-751-0374
野村美術館は、野村證券、旧大和銀行などの創業者である野村徳七(号得庵)(1878~1945)のコレクションをもとに、1984年に開館いたしました。当館では、茶道具・能面・能装束をはじめ、得庵の遺作も含めて約1700点を所蔵しています。そのなかには重要文化財7件(《伝紀貫之筆寸松庵色紙》・《佐竹本三十六歌仙紀友則》・《清拙正澄筆秋来偈頌》・《宗峰妙超筆白雲偈頌》・《雪村周継筆風濤図》・《千鳥蒔絵面箱》・《藤原定家・民部卿両筆讃岐入道集》)や重要美術品9件が含まれています。 当館のある南禅寺界隈は、閑静な別荘地として有名です。古くより多くの政財界人が別荘を営み、いまなお静かなたたずまいを保っています。哲学の道や永観堂も近く、桜や紅葉の名所としても知られております。当館では、得庵コレクションを中心に、春季(3月上旬~6月上旬)と秋季(9月上旬~12月上旬)の年2回、テーマに基づいて展示しています。
★2018年9月8日(土)リニューアルオープン
http://nomura-museum.or.jp/publics/index/16/
野村美術館は今年で開館35周年を迎え、それを機に館内を全面的にリニューアル致しました。それらを記念して今回の展示は、野村美術館所蔵の名品をよりすぐり、初公開となる美術品も含めて、あらためて野村得庵コレクションの精華をみなさまにご堪能いただくよう企画致しました。野村得庵は茶の湯と能楽に深く傾倒し、それらに関わる美術品を精力的に収集しましたが、結果的にそのコレクションは茶の湯や能楽だけにとどまらず、ひろく日本の美を具現するものとなっています。新しい展示室に、これまでとは異なる新しい感覚で美術品を展示するよう努めました。是非ご鑑賞下さいますよう、お待ちしております。
・・・「休館中」なのは百も承知、でも観ておきたかったのです。そして「共に生きる」も。「野村」については、おもしろい情報をまたの機会に紹介します、お楽しみに。