《NEWS》
●2017.2.3朝日新聞デジタルより
560分の1の仁徳陵古墳 阪大レゴ部が1万個で再現
組み立て式玩具の「レゴブロック」で様々なモノをつくっている大阪大学のレゴ部が、560分の1サイズの仁徳陵古墳(堺市)を制作した。パソコンを使ってデジタルデータで詳細に設計し、濠(ほり)や墳丘の傾斜までリアルに再現した。阪大レゴ部は2012年の創部で、現部員は25人。昨秋、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録をめざす府・堺市・羽曳野市・藤井寺市でつくる登録推進本部会議が、子どもたちに世界遺産登録に関心を持ってもらえればと、同部に制作を依頼した。部員たちは、仁徳陵古墳の航空写真を取り寄せ、府立近つ飛鳥博物館(河南町)で墳丘の形を研究。レゴ社が配布している設計ソフトを使い、2週間かけて設計した。使用するブロック1万個は、海外のインターネットサイトで発注して取り寄せた。昨年12月、約1カ月がかりで組み上げた。部品代約30万円は同会議が負担した。
●2017.3.10大阪府報道発表
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=26880
百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議HP
※6月以降の展示予定については、改めて当ホームページ にてお知らせします。
●2017.3.19産経WESTより
世界文化遺産登録への機運を高めようと、ブロック玩具「レゴ」製の仁徳天皇陵古墳が★藤井寺市立生涯学習センター(大阪府)に登場した。全長約1.5メートル、幅約1メートル。半分は築造当時、もう半分は緑なす現在の姿を再現した。登録推進本部会議が大阪大レゴ部に依頼していた。今後、堺市や大阪府庁などでも展示される。子供が大好きなレゴだけに、古墳群の元祖PRキャラ「ハニワ課長」もうかうかしていられない!?
●2017.6.2堺市HPより
http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/sei/ayumi/legoblock-handai.html
大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市で構成する百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議では、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録に向けた取組みをすすめています。このたび、大阪大学レゴ部により制作いただいた古墳のブロックモニュメントを、下記のとおり展示します。お近くに行かれた際には、ぜひご覧ください。
《古墳のブロックモニュメントについて》
モニュメントは、大阪大学レゴ部の協力により、仁徳天皇陵古墳をモデルに制作していただきました。約1万1千個のブロックを使用しており、最大長は約1.5メートルです。モニュメントの半分は緑豊かな現在の古墳の姿を、もう半分は墳丘に葺石が敷かれ、埴輪が並べられた築造当時の古墳の姿を再現しています。
◆平成29年3月13日(月曜)~3月17日(金曜)藤井寺市役所1階ロビー(発掘速報展にて展示)
◆平成29年3月18日(土曜)~3月30日(木曜)※21日(火曜)、27日(月曜)を除く。藤井寺市立生涯学習センター2階
◆平成29年4月3日(月曜)~4月14日(金曜)※7日(金曜)~9日(日曜)を除く。堺市役所高層館21階展望ロビー
◆平成29年4月18日(火曜)~4月26日(水曜)※24日(月曜)を除く。堺市博物館地下1階
◆平成29年4月30日(日曜)・5月1日(月曜)大阪大学豊中キャンパス全学教育講義C棟106(大学祭「いちょう祭」にて展示)
◆平成29年5月8日(月曜)~5月12日(金曜)羽曳野市役所本館1階ロビー
◆平成29年5月15日(月曜)~5月21日(日曜)羽曳野市立陵南の森総合センター1階ロビー
◆平成29年5月23日(火曜)~5月31日(水曜)※27日(土曜)、28日(日曜)を除く。大阪府庁本館1階正面玄関
・・・「展示は終了しました」と書かれていましたので、その後どうなったのか行方不明でした。
・・・「向井久万裸婦像展」が開催されているというので、泉佐野市へ。
《泉佐野市立文化会館(愛称:エブノ泉の森ホール)》
598-0005泉佐野市市場東1-295-1/072-469-7101
https://www.cf-izumisano.or.jp/izuminomori/
泉佐野市が、市民に芸術性の高い文化に触れる機会を提供し、市民自らが文化活動を展開することによって、文化の創造及び振興を図ることを目的として設置した。1996年(平成8年)5月18日に開館。開港したばかりの関西国際空港の対岸という立地ということもあり、国内初の昇降型音響反射装置が導入されるなど、当時としては最新で音響装置を備えた本格的なコンサートホールとして整備された。建設総事業費は約210億円だが、このうち約178億円が起債・貸付金であり、後年の市財政悪化の一因となったという批判もあった。市が財政健全化団体と転落したなかで、高額な運営経費の削減のため、完全閉館や売却が検討されたこともあったが、一時的な週2回の閉館や運営の見直しを経ながらも引き続き運営されており、市民の文化活動の中心的存在となっている。もともとの愛称である「泉の森ホール」の名称は、1994年(平成6年)に全国からの一般公募(応募総数1544点)から選定されたものであったが、ネーミングライツの採用により、2013年(平成25年)4月より5年間は愛称「エブノ泉の森ホール」となっている。なお「泉佐野市総合文化センター」の他3施設と文化会館前の広場は、同様にネーミングライツで2014年(平成26年)4月から「レイクアルスタープラザ・カワサキ 歴史館いずみさの」等の愛称になっている。
《レイクアルスタープラザ・カワサキ歴史館いずみさの》
598-0005泉佐野市市場東1丁目295-1/072-469-7140
https://www.occh.or.jp/?s=event/izumisano
https://www.facebook.com/rekishikan.izumisano/
<百舌鳥古墳群の★レゴ模型を展示中!>11月1日(水)より大阪府との連携事業によりレゴで出来た古墳の模型(仁徳天皇陵がモデル!)を展示しています。世界遺産登録に向けて盛り上がっている古市・百舌鳥古墳群を模型と写真で見比べてみてください。本展示は、歴史館入ってすぐのラウンジで開催しています。特別展示室では、★「向井久万裸婦像展」を開催中。泉佐野が生んだ希代の画家の名作の数々を展示中です。こちらも是非ご覧になってください!両展示とも12月24日(日)までの開催です。皆様のご来館をお待ちしております。
・・・遅くなりましたが、2017年訪問の報告です。
・・・こんなところで「レゴ古墳」に出会えるとは、ラッキーでした。さて、この後どこに展示されるのでしょうね。
【向井久万(日本画)】
明治41(1908)年泉南郡上之郷村(現、泉佐野市上之郷)生まれ。泉佐野市を代表する洋画家、森嶋忠夫と時を同じくしてこの泉佐野に生まれる。彼らは共に岸和田中学校(現府立岸和田高等学校)と、官立京都高等工芸学校(現国立京都工芸繊維大学)図案科を卒業している。久万はその後、一旦は就職するが、画業に専念するため、活動の場を関東に移し、そこで新文展をはじめ様々な公募展に出品し、入選を繰り返してその名が全国に知られるようになった。彼が生涯をかけて追求した「人体(裸体)を描く」ことをテーマに、晩年の活動は人体の延長にある「仏の姿を描く」ことに着目し、彼独自の世界観をもつ仏の姿をたくさん残した。その細やかで美しい色彩や線画は日本画の分野に新境地を拓いたと言われている。歴史館いずみさのでは、遺族から寄贈のあった大作27点とその他個人からの寄贈品を数多く保管し、これまでに幾度か展示会を実施している。
・・・それぞれの自治体において、世界遺産だけでなく「芸術遺産」として地元のアーティストを大切にしてほしいですね。