国宝展(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・まだまだ日があるなんて思っていると、あっという間に閉幕が迫ってきて、慌てて早朝に出かけました。だいたいみんな考えることは同じで、開館前から長蛇の列。9:30のオープンと同時に70分の待ち時間、やっとこさ入場してもヒトひと人。 

 

 

《NEWS1》2017.6.6産経ニュースより 

尾形光琳「燕子花図屏風」100年ぶり里帰り/京都国立博物館、今秋に特別展「国宝」 

京都国立博物館(京都市東山区)は5日、開館120周年を記念して秋に開催する特別展「国宝」(10月3日~11月26日)で、琳派の絵師、尾形光琳の「燕子花図屏風」を出展すると発表した。同屏風は、大正時代に西本願寺(同市下京区)から売りに出されており、今回、京都に戻ってくるのは約100年ぶりという。同屏風は、光琳が「伊勢物語」の一場面をモチーフに描いたとされ、大正時代のはじめまで西本願寺で所蔵されていた。しかし、大正2(1913)年に売りに出され、翌3年に鉄道王と呼ばれ、東武鉄道の社長などを務めた根津嘉一郎氏の所蔵となった。その後、嘉一郎氏のコレクションを集めた★「根津美術館」(東京)では、初夏の時期に展示されていた。西本願寺を出て以降、京都に戻ることはなく、今回103年ぶりに里帰りすることになった。同屏風は特別展の期間中、11月14日からの2週間限定で出展され、円山応挙の「雪松図屏風」、与謝蕪村の「夜色楼台図」とともに展示される。 

 

・・・2度ほど「根津美術館」には行ったことはありますが、一度も「燕子花図屏風」を観たことがなかったので、今回ぜひとも観たいのです。

 

 

《根津美術館》 

107-0062東京都港区南青山6-5-1/03-3400-2536 

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/collection/detail.php?id=10301

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。山梨県に生まれた初代嘉一郎は、若い頃から古美術品に関心を寄せていたようです。明治29年(1896)東京に本拠を移すと、実業家、政治家として腕を振るい、また教育界にもその活躍の場を広げるかたわら、茶の湯にいそしむようになると、美術品の蒐集にはさらに拍車がかかりました。その蒐集ぶりは豪快を極めたと語り草になっています。そして、それらのコレクションを単に秘蔵するのではなく、「衆と共に楽しむ」ことが初代嘉一郎の願いでした。その遺志を継いだ二代根津嘉一郎が、昭和15年(1940)に財団を創立、翌年根津美術館が開館しました。昭和20年、戦災で展示室や茶室などその大部分を焼失しましたが、昭和29年に美術館本館を再建、昭和39年には増築を行い、平成3年(1991)には創立50周年記念事業としてさらに増改築を行いました。そして、現館長・根津公一のもと、平成18年より3年半をかけたこのたびの新創工事は、以前の新館を建物免震の収蔵庫に改築することからはじまり、3つの倉庫と旧本館を取り壊して、新たな展示館(本館)を建設するなど大規模なものとなりました。昭和15年の財団設立当時、4,643点でスタートした当館の所蔵品の数は、平成28年3月末の時点で、7,420件を数えるにいたっています。これらのうちには、★国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件がふくまれています。コレクションの大部分は、初代根津嘉一郎の旺盛な蒐集の成果です。蒐集の対象は、日本・東洋古美術の広いジャンルにわたり、当館コレクションの幅の広さにつながっています。また晩年、自ら青山と号して茶の湯をたのしむなかで集めた茶の道具の数々も、コレクションの重要な柱となっています。初代嘉一郎没後に購入された作品、さらに、篤志家から寄贈された作品もあります。ことに作品寄贈の多さは日本の私立美術館としては珍しく、当館に対する信頼の高さを示しているといえます。購入品や寄贈品は、コレクションにさらなる魅力を加えています。

 

 

・・・長蛇の列、特別に「明治古都館」のトイレが開放されていました。

 

《明治古都館(旧帝国京都博物館本館)》 

http://www.kyohaku.go.jp/jp/about/fac/seh_maingate.html 

明治28年10月竣工、30年5月開館。当館のシンボルともいうべき煉瓦造の建物。設計者は宮内省内匠寮技師★片山東熊博士です。昭和44年、表門、札売場及び袖塀とともに★重要文化財に指定されました。建築面積は3,015m2(展示面積2,070m2)です。玄関ホール、中央ホールのほか、大小10室の陳列室及び中庭が左右対称に配置されています。現在は、免震改修他の基本計画を進めるため★休館中です。

 

 

《NEWS2》2017.11.27毎日新聞より 

「国宝展」閉幕、京博最多62万4500人が入場 

京都市東山区の京都国立博物館(京博)で開かれていた特別展覧会「国宝」(毎日新聞社など主催)が26日、閉幕した。国宝に指定されている美術工芸品のうち約4分の1にあたる210件を紹介してきた。48日間の入場者数は約62万4500人。京博が開催した特別展で入場者数が過去最高だった1973の「中華人民共和国出土文物展」(約37万2500人)を大幅に上回った。この日も開館前から入場待ちの列ができ、終日にぎわった。名古屋市の派遣社員、村越宏美さん(48)は、「志野茶碗(の『卯花墻(うのはながき)』を見たくて来ました。後方に★『燕子花図屏風』がある予想外の展示で、世界観が広がりました。最終日に駆けつけたかいがありました」と話していた。

 

 

・・・人ごみをかき分け、目的の「燕子花図屏風」を鑑賞しましたが、どうも欲求不満・消化不良・不完全燃焼のまま「京博」を後にしました。 この後、どこへ行こうか。