《八木札の辻交流館(東の平田家)》
【松浦知也】
音を中心とした様々なメディアにおける「システム」、その中でも特に「ライブ/通信」と「アーカイブ/記録/記憶」の関係性をテーマに音響装置作品や電子楽器、演奏システムの制作や作曲、演奏などを行う。その他インスタレーションやサウンドアートのサウンドシステム・プログラム開発や、レコーディング、映像のサウンドデザイン、舞台音響など務める。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業後、九州大学大学院芸術工学府修士課程在籍。シンセサイザーにおいて、実際の楽器を計算で模倣する、物理モデリング合成と言われる手法がある。その初期に作られた”Whirlwind” という名前の模倣する目標の無い抽象的な管楽器計算モデルがあった。本展示ではWhirlwindをマイクやスピーカーなどの物理的要素の組み合わせで再構成し、その場の環境に合わせて変形させ続け、更にもう一度計算モデルへコード化する事を繰り返す。通信、記録、演奏、作曲を楽器とモデル化いう観点から捉え直す。
・・・ご本人と少しお話させていただきました。さわやかな青年でした、残念ながら「音響(雑音)」について近所から苦情が出たこともあって、かなり困惑されていました。芸術とは困惑(混迷)することなのかもしれません、がんばれ。
・・・さあ、急いで「今井町」へ。
《今井町エリア》
http://hanarart.jp/2017/archives/tag/%e4%bb%8a%e4%ba%95%e7%94%ba
・・・いろいろ観せていただきましたが、
《奈良教育大学絵画研究室》「絵の家2017」
http://hanarart.jp/2017/archives/2157
『絵の家』は奈良教育大学絵画研究室が中心となって企画する絵画表現と美術教育に関するプロジェクトとして2016年にスタートしました。「絵を見る・描く・学ぶ複合的空間」を基本コンセプトとして、作品展示(狩野宏明、福崎翼、山下圭介、学生作品、ワークショップ参加者作品など)及び会期中のワークショップ等を展開します。『絵の家』は、企画者と来場者個々の思いと共同体的感覚が同居する場であり、それぞれの人が別々の仕方で感じ考えていると同時に、空間や物事を共有してもいる家庭のような空間をめざします。
【山下圭介】
1987香川県坂出市に生まれる。2009奈良教育大学学校教育教員養成課程身体・表現コース卒業、奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻入学2011奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻修了、愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻入学2013愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻修了、愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻入学。
2016愛知県立芸術大学大学院博士後期課程修了 博士(美術)取得。現在、奈良教育大学非常勤講師。
https://twitter.com/bambinastruke
お庭を取り囲んでいた絵画は搬出しましたが、山下の作品[Re:draw]に限り★11月30日(木)(平日の9時から17時)まで展示できることになりました。風景の変化ともに観賞できる作品となっていますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
・・・とても素晴らしい作品でした。機会をつくって是非、観に行ってください。