・・・河合町「ようかいあ~とふぇす」搬入そして「葛城アート」搬入、「葛城アート」が始まりました。
《葛城発信アートFAIR2017》
2017年11月1日(木)~5日(日)
葛城市には、国宝8点を有する當麻寺をはじめ古代から受け継いできた誇るべき歴史遺産、金剛山地の北部に位置する二上山を中心とした穏やかな自然風景、そして葛城を愛する地元のアーティスト達を育む個性的なギャラリーがあります。歴史と自然の共存したこの街に集まった作品は展示会場と溶け合い、互いを引き立てあって、どのような表情を見せてくれるのでしょうか。奈良県葛城市を舞台とし、葛城市の魅力を発見し発信することを目的に、一昨年、アートイベント「葛城発信アートFAIR2015」を開催し、盛況を博しました。そしてこの秋、第3回目となる「葛城発信アートFAIR2017」を開催します。奈良県葛城市の歴史施設・文化施設に、さまざまなアート作品が葛城を舞台に展示される意義を尊重し、世代を超えて新たなアートの魅力を共感できる会場となるよう、“歴史ある葛城をアートで飾る”という趣旨に賛同する作品を広く募集します。
《當麻寺》
639-0276 奈良県葛城市當麻1263
法号は「禅林寺」。山号は「二上山」。創建時の本尊は弥勒仏(金堂)であるが、現在信仰の中心となっているのは★当麻曼荼羅(本堂)である。宗派は高野山真言宗と浄土宗の並立となっている。開基(創立者)は聖徳太子の異母弟・麻呂古王とされるが、草創については不明な点が多い。西方極楽浄土の様子を表した「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺である。毎年5月14日に行われる練供養会式には多くの見物人が集まるが、この行事も当麻曼荼羅と中将姫にかかわるものである。奈良時代 - 平安時代初期建立の2基の三重塔(東塔・西塔)があり、近世以前建立の★東西両塔が残る日本唯一の寺としても知られる。大和七福八宝めぐり(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺)の一つに数えられる。
■「中之坊」
■「西南院」
http://taimadera-sainain.or.jp/
・・・昨年は「中之坊」茶室に展示していただきましたが、今年は「奥院」庫裡に展示です。展示風景は撮影禁止ですので、自宅での画像(制作プロセスも)を紹介しておきます。
■「奥院」
當麻寺奥院は中将姫の伝説で知られる當麻曼陀羅と★同じ製法で制作された「綴織當麻曼陀羅」を有する、奈良県有数の浄土信仰を体現するお寺です。
http://www.taimadera.or.jp/about/aw/taimamandara.html
奥院は當麻寺の一部であり、當麻曼陀羅と法然上人に纏わる文化財や庭園が特徴ですが、その他にも當麻寺には歴史的な仏像や建造物が多々存在しています。
★綴織「當麻曼陀羅」平成本特別公開(當麻寺奥院)
2017年11月1日 ~ 11月12日
http://www.taimadera.or.jp/event/ev/42/
1250年前に中将姫が蓮の糸で織り上げた根本曼陀羅。その技法は「綴織」という古代の技法でした。長く日本の歴史から姿を消した「綴織」。奥院はその綴織で「當麻曼陀羅」を★復元するプロジェクトを平成10年に始動。古代の色彩を綴織で取り戻した綴織當麻曼陀羅奥院本を期間限定で特別公開いたします。
《参考1》「當麻曼荼羅図」光学調査(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/materials/katudo/120481.html
當麻曼荼羅図は、唐の善導の『観無量寿経疏』に基づく阿弥陀浄土図を中心に浄土教のの説くところを図化した変相図です。奈良・當麻寺に伝えられたことから、この名があります。同じ図様の作品が後世にいたるまで非常に数多く描かれ、全国各地に残っていますが、その根本となった今回の調査対象である當麻曼荼羅図は、国宝に指定され、縦横ともに4メートルを超える大作です。8世紀の制作と考えられますが、制作地については、唐とも奈良とも言われます。この根本曼荼羅の大きな特徴は通常のように絵絹に描いた絵ではなく、★綴織という織りによって図様が表わされたものであったことです。しかし1000年を超える経年の劣化は否みようがなく、鎌倉時代と江戸時代に行われた大きな修理によってかろうじてその形をとどめ、その際に加えられた補筆によって図様は伺えますが、地の組織は傷みがはげしく、当初の綴れ織りがどの程度残っているか、またそれはどのようなものであったか、必ずしもはっきりしていませんでした。2013年4月6日より奈良国立博物館において開催される★特別展「當麻寺」で長年公開されることのなかった本曼荼羅が展示されるのを機に、これに先立つ2012年12月17日から21日まで、東京文化財研究所企画情報部は奈良国立博物館との共同研究として、奈良国立博物館においてこの曼荼羅の光学的調査を行い、企画情報部から城野誠治、小林公治、皿井舞、小林達朗が参加しました。今回はこの大幅の撮影のための専用レール台を制作し、この上に作品を置いて、高精細デジタルカメラによる撮影を行いました。きわめて緻密な曼荼羅の織りを観察できるよう、全面を150余りに分割して可視光の高精細デジタル画像を撮影したほか、蛍光、赤外による詳細な分割撮影を行い、さらに調査中に原本の綴織が残されていると見られた部分をマクロ撮影で記録しました。当初の綴織の織り目のみえる部分がごく少ないながら見出されたことは、今後の検討・研究の基礎となる成果であると同時に、奈良国立博物館における今回の展覧会に資することとなるでしょう。
《参考2》當麻曼荼羅図(印紙曼荼羅・裏板曼荼羅)の光学調査
http://www.tobunken.go.jp/materials/katudo/120515.html
《参考3》當麻曼荼羅完成1250年記念特別展「當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-」
平成25年4月6日(土)~6月2日(日)
於:奈良国立博物館・東新館・西新館
http://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2013_04/event_03/event_03.html
・・・古~い文化遺産を維持保存するのは、本当にたいへんだなあと思います。あっちこっちで、修復作業・工事が行われています。




