・・・そろそろ「薬用植物園」の予定時間が近づいてきました。
・・・時間がおしているというのに、やっぱり素通りできませんね。駆け足で見学するには、もったいないお寺でした。
《圓光寺》
606-8147京都市左京区一乗寺小谷町 13/075-781-8025
http://www.enkouji.jp/
1601年(慶長6)★徳川家康公は文治政策として閑室元佶師を招いて伏見に学問所を開いたのに始まり、圓光寺版と呼ぶ図書も出版、当時の木活字(重文)が現存する。1667年(寛文7)現在地に移転。明治維新で荒廃したが、尼衆専門道場として再興された。現在は南禅寺派研修道場として坐禅会などが実施されている。また庭園は山門を上ると枯山水の奔龍庭が広がり、中門をくぐると紅葉と苔の美しい十牛之庭がある。また本堂前の水琴窟は澄んだ妙音を響かせている。春は30本程の桜が楽しめる。元佶禅師項相(★狩野孝信作)と雨竹風竹屏風(★円山応拳作)は重文。臨済宗。
・・・急いで来たので少し時間に余裕はありましたが、前倒しで見学させていただけることになり、ありがたいことです。
《武田薬品工業「京都薬用植物園」》
606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町11/075-781-6111
https://www.takeda.co.jp/kyoto/
1933年『京都武田薬草園』として創設され、薬用植物の基礎研究を開始しました。1945年終戦後すぐに、『京都試験農園』と改名し、天然物由来の新しい医薬品の創出や薬用植物の品種改良の研究をスタートしました。1994年研究部門の移転に伴い、名称を『京都薬用植物園』とし、薬用植物の収集・保存・栽培を中心に活動する施設となりました。2010年10月事務棟と研修棟を新しく建築し、薬用植物の保全と教育支援ができる施設として、再スタートすることになりました。薬用植物を中心に、約2,800種の植物を保有・栽培しています。日本薬局方に掲載されている生薬の基原植物を中心に栽培しており、★「生きた薬草の博物館」となっています。漢方処方園には、代表的な漢方薬に配合される植物を処方ごとにまとめて植栽していますので、漢方処方を身近に感じることができます。ツバキ園には、各地に伝わる古い品種を中心に、約560品種のツバキを植栽しています。
・・・観るだけの植物園と違って、香りはもちろんのこと、口にふくんで味わえる植物園です。漢方についていろいろと説明してくださり、貴重な体験となりました。しかし何といっても「展示棟」の見学ができたことは、最高の収穫となりました。