・・・「花と緑と自然の情報センター」の2階に、「アトリウム」と「ギャラリー」があります。ここが「NAGAI ART STAGE2017」の展示会場、どうやら私の作品は、大きいので「アトリウム」に展示されるようです。
★第48回特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」
2017年7月15日(土)~10月15日(日)
於:ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
http://www。mus-nh。city。osaka。jp/tokuten/2017setonaikai/
西日本の中心に広がる瀬戸内海は、外海とは切り離された、全体としては波の穏やかな海です。 しかし、そこには700を超える島々、海峡、複雑な海底地形があり、さらには潮流を生み出しています。 このような環境は、瀬戸内海に豊かな海の恵みと高い生物多様性をもたらしています。 沿岸にすむ人々は、古くからその恩恵を受けて暮らしてきました。大阪市立自然史博物館では瀬戸内海沿岸の博物館・水族館等と連携し、 2012年から5年をかけて市民参加の観察会や調査会などを行い、多くの情報や標本資料を蓄積してきました。今回の特別展では、私たちが瀬戸内海で見つけてきた多様で魅力的な自然、そして恵みを存分にご紹介します。
◆【自然史博物館】◆
http://www。mus-nh。city。osaka。jp/
この博物館は人間をとりまく「自然」について、その成り立ちやしくみ、その変遷や歴史を、展示や普及活動、研究を通して広く知っていただく施設です。私たち一人一人が、自然界の構造や諸関係について、幅広い知識を持つことが大切な時代になってきました。自然の保全のためだけではなく、よりよい未来、そしてよりよい生活環境を実現するためにも、大切です。自然史博物館では、こうしたテーマを「身近な自然」「地球と生命の歴史」「生命の進化」「生き物のくらし」と題した4つの常設展示室、そして特別陳列や特別展を通して展示すると共に、年間80~100回程度開催される様々な観察会や講演会などの行事などを通じて様々な角度から、わかりやすく伝えていきたいと思っています。このホームページではこのほかにも博物館が行っている研究活動や、自然を知るための大切な情報・財産である標本についてもたくさんの情報がつまっています。博物館を利用してさらに学びたい人のグループ、「大阪市立自然史博物館友の会」をはじめとしたいろいろなサークルの案内もあります。是非のぞいてみて下さい。それでもこのホームページで紹介できるのはごく一部です。バーチャルな世界を楽しんだあとは、是非実際に博物館に来て、1万点の展示資料が語る自然史の世界をお楽しみ下さい。
・・・あらためて「瀬戸内海」の素晴らしさ、有難さを実感しました。
★「自然史」
「自然史」という言葉に耳慣れないものを感じた人もいるかもしれません。いったい何のことでしょう。 自然史というのは英米語でいうナチュラル・ヒストリィ (Natural History)の直訳です。明治時代には博物学と訳されていました。この古い訳語は広く自然界にある、おびただしい事物に関する知識を集積する学問、という意味です。今日、科学技術の異常な発達は、それが必ずしも私たちに幸せばかりをもたらすとは限らない、ということがわかってきました。よりよい未来を築くために、とりわけよりよい身近な環境を維持するためには、狭い専攻分野のことしか考えていない専門家にまかせきりにはできません。 市民の一人一人に、自然界の構造や諸関係についての幅広い知識が要求されます。とりわけ、人間の生活が自然と強く結びついていること、その結びつきは人間の歴史とともに変わってきたこと、人間そのものが自然の進化の中で生まれてきたこと、をよく知る必要があります。広く自然に関する知識を集めるだけの学問だったナチュラル・ヒストリィを、現代の人類に重要な学問--人間の自然との関わりを発達史的見地から理解する学問--として再建しよう、そういう意志のもとに自然史と表現したわけです。私たちは、人間との関わりの中での自然発達史を理解していくことこそが、科学を市民のものとし、そして私たち自身の未来を保障する道だと考えています。大阪市立自然史博物館はこうした目的でつくられ、展示をはじめとした諸活動もこの線に沿って展開されています。このホームページは私たちの博物館のほんの一部を紹介しているものです。博物館の活動や展示にふれるきっかけになれば幸いです。(★日浦勇)
現在博物館が位置する長居公園内に開館したのは1974年(昭和49)4月であるが、その前身である旧自然科学博物館は1950年(昭和25)11月に★大阪市立美術館内に開設した。1952年(昭和27)には博物館相当施設に指定され、その後移転して1957年(昭和32)から1973年(昭和48)までは大阪市西区の★元靱小学校の校舎を改造した建物で開館していた。「大阪市立自然史博物館」という名称になったのは長居公園への移転以降であるが、2001年4月に特別展「50周年だヨ!標本集合!!~自然史博物館の歩み~」を開催していることから、対外的な博物館の創立年は1950年としている。自然史系博物館の中でもアクティビティの高い博物館として評されることが多い。その活動を支える最も大きな要素は大阪市立自然史博物館★友の会である。自然史学の初心者からハイ・アマチュア、プロに至る多くの市民が友の会に参画し、学芸員や会のコアメンバーが会員の自然観察会や調査研究活動を支援・主導している。この体制はチョウの研究者として著名な★日浦勇が学芸員だった頃にはすでに確立しており、現在も継続している。さらに、会員の有志から特定分野の同好会やサークルも数多く派生し、博物館活動を支える専門家集団として機能している。このような友の会活動のスタイルは、その後開館した他の自然史系博物館が友の会を設立・育成する際のモデルともなった。日本の自然史系博物館の多くが、地域社会に根を下ろした基盤を構築しようと努力しているのは、この友の会活動に依るところが大きい。博物館が主催する普及教育活動も数多く行われる一方で、研究活動にも重点を置くよう努めており、当初から学芸員を行政職ではなく研究職として採用していたこと、1964年(昭和39)に日本育英会(当時)の返還免除職機関の指定を受けたこと、1976年(昭和51)に文部省(当時)の科学研究費補助金を受ける研究機関指定を受けたことなどは、その当時の公立博物館としてはめずらしく、この姿勢もその後の国内の博物館行政に影響を与えた。初代館長は動物生態学者の筒井嘉隆であり、彼の息子が作家★筒井康隆である。
・・・このミュージアムの素晴らしさは、上記の説明を読むまでもなく、充実した展示を観れば納得である。また、聞くところによると「友の会活動」もさることながら、学芸員や研究者のOBが日夜集まってくる「賢人の間」なるものがあって、博物館を底辺で支えているらしい。先日「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」という研究会があったので、参加しました。
《参考》「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会
日時:2017年7月21日(金)14:30〜17:30/会場:大阪市立自然史博物館集会室/主催:超高齢社会の博物館研究会(瀧端真理子567-8502茨木市西安威2-1-15★追手門学院大学)
http://researchmap.jp/jo38wvhlx-1869707/
・・・これまで多くのミュージアムを訪問してきましたが、吸収し蓄積した情報を今後どのように活用・還元していくのかを考えていきたいと思っています。このブログも含めて。
《長居植物園》
http://www.nagai-park.jp/n-syoku/index.html
1974年(昭和49)開園。自然史博物館も開館。2001年(平成13)花と緑と自然の情報センターが開設。総面積242,000平方メートルの園内に、約1,000種類、61,000本の植物が生い茂っており、大阪の原生林を再現している。大池と小池が真ん中にあり、大池には、50mの★レインボーブリッジがかかっている。また園内には、大阪市立自然史博物館と花と緑と自然の情報センターがある。