■建物名:野田阪神ビルディング/福島区海老江1-1-23
作品名:むらさきの雲/所有又は管理者:阪神電気鉄道/制作者:大林組、吉田和央
この地はもともと、阪神電鉄の併用軌道線(国道線・北大阪線)の操車場であった。併用軌道線廃止後は阪神電鉄バスの操車場であったが、阪神電鉄が自ら跡地を再開発する形で、1992年4月26日に★「ウイステ」がオープンした。なお、同跡地敷地内、ウイステに隣接する形で阪神グループの★本社社屋も建設され、1992年5月18日付で梅田にあった旧本社ビルから移転している。ウイステとは、植物の「フジ」(Wisteria)のことである。15世紀ごろの当地周辺は「野田藤(ノダフジ)」と呼ばれるフジが美しく咲き乱れ、日本中に花の名所として知られていた(現在、福島区の花はフジである)。このことから、新たに開業したショッピングセンターの愛称に、当地ゆかりの植物であるフジにちなんだ名が付けられた。
《阪神星光ビル(阪神電鉄本社)》福島区海老江1-1-24
http://www.hanshin.co.jp/index.html
1896年(明治29)田中市兵衛、外山脩造、川上左七郎、前川槇造、大阪発起人総代により広瀬宰平、藤田伝三郎、豊田文三郎、岡橋治助らを加え発起人会が発足する。1899年(明治32)6月に、社名を摂津電気鉄道株式会社として社長に外山脩造を迎えて設立。同年7月に阪神電気鉄道株式会社に改称し、1905年(明治38年)4月に神戸(三宮)~大阪(出入橋)間の営業を開始した。都市間電気鉄道(インターアーバン)としては日本で★最も古い。2009年3月現在の鉄道事業の営業キロは48.9km、バス事業の営業キロは1,979.8km。また、プロ野球球団★「阪神タイガース」の親会社でもある。2006年6月19日に村上ファンドによる買収問題を発端とする株式公開買い付け (TOB) が成立し、阪急ホールディングスの連結子会社 (64.76%) となった。同年10月1日には阪神電気鉄道株1株につき阪急ホールディングス株1.4株を割り当てる株式交換を実施し、阪急阪神ホールディングス(阪急ホールディングスから商号変更)の完全子会社となった。本社所在地は大阪府大阪市福島区海老江一丁目1番24号。他に東京事務所が東京都千代田区有楽町一丁目5番2号 東宝ツインタワービル5階にある。
《野田藤》
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushima/page/0000194121.html
「のだふじ」は、豊かな房が特徴で、平成7年に福島区の花に制定されました。この「のだふじ」は、今から約600年前(南北朝時代)からその美しさで知られ、江戸時代には「吉野の桜」「高雄の紅葉」とともに三大名所と言われ、野田の藤見物が盛んでした。江戸時代には、野田村の「藤之宮」と呼ばれた春日社(玉川2丁目)周辺が、藤の名所であったことは「摂津名所図会」に「野田藤春日の林中にあり 昔より紫藤名高くして」と紹介されています。
・・・「むらさきの雲」というタイトルは、やっぱり「野田藤」をイメージしてなづけられたのかな?
■建物名:野田阪神センタービルディング/福島区海老江1-1-31
作品名:夢の門(THE GATE OF DREAM)/所有又は管理者:阪神電気鉄道/制作者:大林組、下谷千尋
阪神電鉄本社に隣接する高層オフィスビル。アイテック阪急阪神本社や中央電設本社、ケーブルテレビ局のベイ・コミュニケーションズ(Baycom)本社などグループ企業が多く入居している。
・・・モニュメントに文字が入っていると、作品の見方(観る角度)もずいぶん変わってきて、ついついアッチコッチから眺めてしまいます。
・・・阪神「野田駅」(地下鉄「野田阪神駅」)から、JR「野田駅」へ移動します。次の作品は、