・・・宇陀には水分神社が三つあるわけですから、できればカエルも3匹いてほしいとおもいつつ、上社「惣社水分神社」に向かいます。
■惣社水分神社(上社)
633-2213奈良県宇陀市菟田野上芳野698/0745-84-2484
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/01jinja/03east_area/soshamikumarijinja/
例祭:天水分神、国水分神、速秋津比古命、天之児屋根命、誉田別命、他数神
由緒:大和朝廷時代の飛鳥を中心として、四周の東方にあ たる宇陀地方の水の守り神として、ここ芳野川(淀 川の源流)に創祀され、一郷(現在の榛原町、大宇 陀町、菟田野町)の惣社として崇敬されている。宇陀水分三社(芳野、古市場、下井足)の上の宮である。
・・・ やっぱり、 ここにもカエル様がいました。
建造物:
一、本殿 大正2年隣接の八幡宮を合祀し、当社の本殿(明治2年建築)とした。懸魚、蟇股等の彫刻は幕末の名工★安本亀八の作
一、宝物保存庫 昭和四十八年建立(国補事業)
一、拝殿 昭和51年改新築
一、神饌所 平成9年10月改新築
一、社務所 平成9年10月改新築
宝物:
一、神輿(重要文化財)一基、南北朝時代の製作
一、瓶子一対「貞和2年芳野本水分宮」の銘あり
一、鞍及鐙一具「永楽5年」の銘あり
一、その他数点
祭日:八幡祭/旧8月15日、水分祭・例祭/10月20日、渡御祭/10月21日
・・・なんと、改築中でした。
【安本亀八】(1826~1900)
熊本迎宝町、現在の熊本県熊本市出身。仏師の家系に生まれ、その道を志すが明治維新以後は廃仏毀釈運動の影響で仏師としての仕事は無く、人形細工師として身をたてる。その後、兄と共に上方へ出て初興行を行う。最大の出し物は、生身の人間の姿をそのままに造った、「生人形」であった。人形の造形は精緻で、まるで血が通い、生きているかのようなリアリティは多くの観客を呼び集め評判になった。江戸で興行した『忠臣蔵』などの演目は庶民に大人気を博した。1875年(明治8)には上海で興行を行い、海外へ進出。国内では、1877年(明治10)の内国勧業博覧会に等身大の美貌の生人形を出展、世間を驚かせ人気を集める。当時の日本では生人形師として松本喜三郎とはその技量と人気で双璧を争ったという。1880年(明治13)、内務省博物局開設の「観古美術会」創設に参加。審査員をつとめる。1898年(明治31)、初代・亀八改め亀翁に改名。長男の亀二郎が二世・亀八を襲名(長男は翌1899年(明治32)に鹿児島で客死、三男が三世を急遽襲名)。1900年(明治33)、初代の亀八は75歳で死去。文化人としての評価も高かった。墓は世田谷区烏山の高龍寺にある。
・・・、さて、「下社」にもカエル様はあるでしょうか。
・・・残念、3社ともにカエルがいたりすると、かえってわざとらしいかも。でも、今後検討していただけるとありがたいですね。