・・・まだは入れていませんが、わかりにくい場所でもありますので、喫茶「美術館」周辺を紹介しておきます。
《喫茶「美術館」》
577-0805東大阪市宝持1-2-18和寧文化社/06-6725-0430
http://www.waneibunkasha.com/index.html
小社「喫茶美術館」の店内を飾っている絵画はすべて須田剋太画伯の作品です。1987年、おこのみやき店「伊古奈」(1975~2010)を増改築した際、かねてから私設美術館の建設を夢みていた先代が、その夢の実現への第一歩として、須田画伯の絵画を伊古奈に飾ることを思いつきました。しかし、油まみれのおこのみやき屋の店内に、ご自分の絵が飾られると知れば、須田画伯も不愉快な想いをされるのではないだろうか? はたして須田画伯は承諾して下さるのだろうか?不安になった先代夫妻は、以前から近所の縁で何かとお世話になっていた作家★司馬遼太郎さんに仲介をお願いすることにしました。
http://www.waneibunkasha.com/waneibunkasha-monogatari1.html
須田画伯は司馬さんの作品「街道をゆく」の挿絵を長年にわたり担当しておられます。そのように須田画伯と親しい司馬さんの仲介なら、何とかなると二人は考えたわけです。もともと司馬さんに仲介役を依頼すること自体が相当に図々しいことなのですが、それでも司馬さんは、快く引き受けて下さいました。司馬さんの話を聞いた須田画伯は「私の絵をおこのみやき屋に飾りたいとは、どういうことだ」と、すぐに東大阪まで飛んで来られました。先代夫妻と初めて会った画伯は、二人の熱意を確認し、そして絵を飾ることの承諾だけでなく、「絵は全部あげるから、どんどん飾れるだけ飾りなさい」と、店内の壁に飾りきれないほどの作品を惜しみなく寄贈して下さいました。その日以来、民藝好きのおこのみやき屋だった小社が、なんと「須田剋太の美術館」という新たな役割を担うことになったのです。そして翌年の88年に、美術館を兼ねた喫茶店「喫茶美術館」が誕生しました。実は須田画伯、かねてからご自分の作品を庶民が集う飲食店に飾ってもらいたいと願っておられたとのことです。それは、自分の作品が公設の美術館や一部のファンの間だけでなく、庶民の手が届くところに存在してこそ、世の中の文化をより豊かにできるのだという須田画伯の想いだったのではないでしょうか。司馬さんの心のこもった演出により、須田画伯の夢と先代の夢が出逢って、そしてこの東大阪の地に、庶民と芸術の出逢いの場が、こうして誕生いたしました。喫茶美術館のコーヒーを愉しみながら、何気ない芸術との出逢いをお客様方には日々体験していただき、文化の豊かさを実感してもらえたならと、私ども望むばかりです。
・・・この日は「東大阪市民美術センター」に行った帰りに、思いついて立ち寄ったので残念ながら「閉店(休館)」でした。
◆【東大阪市民美術センター】◆
578-0924東大阪市吉田6-7-22/072-964-1313
平成9年11月に近鉄花園ラグビー場(現在 東大阪市花園ラグビー場)の南側、花園中央公園の一画に開館いたしました。市民美術センターでは、絵画や書道など各種団体による展覧会の開催のほか、優れた芸術作品の紹介を中心にした特別展示、創作の手がかりとなる創作講座・美術講演会、ロビーコンサートなども開催しています。
・・・ここにも「須田さん」の作品が飾られています。
★特別展「ボクネンの世界展~風の伝言(イアイ)を彫る~」展
平成28年7月31日(日)~ 8月31日(水)
【名嘉睦稔】(沖縄県伊是名島出身1953~)
木版画に裏手彩色という技法で、風や自然からの伝言を表現する作家で、大自然に育まれた特別な感性は、美しく繊細で、また壮大です。版画以外に、絵本制作や彫刻、琉歌、作詞作曲など多くの分野で才能を発揮し、作品は小中学校の教科書にも採択されています。本展覧会では、作家活動25年間の作品約2500点の中から、代表的な大作「大礁円環」(畳12枚大)や、24節を表現した「節季慈風」のほか、切手原画など82点を展示いたします。観る人の心を揺さぶる作品群、ボクネンの世界をどうぞお楽しみください。
《参考》「アートたけし展」
・・・「たけしさん」の作品も観てみたいですね。
・・・すぐ近くにある図書館にも行ってみましたら、
《東大阪市立「花園図書館」》
578-0924東大阪市吉田4-7-20/072-965-7700
http://www.lib-higashiosaka.jp/?page_id=138
平成4年6月に、おなじみの花園ラグビー場の西隣に、市民の生涯学習を支援する施設として、地下2階・地上3階の独立館として開設されました。蔵書資料数は、小説、絵本、児童書、参考図書など約336,800余件です。また、★司馬遼太郎コーナーや郷土・行政コーナーのほか、ビデオやCDが視聴できるコーナーもありますので、お気軽にご利用ください。
★「没後20年司馬遼太郎-生き続ける作品たち-」と題して司馬遼太郎さんの本を展示しています。平成8年2月12日に亡くなられてから20年が経ちますが、その著書の影響力や人気は衰えることがありません。司馬遼太郎さんの、花園図書館開館セレモニー直筆メッセージなども展示していますので、ぜひごらんください。
平成28年1月27日(水)~2月22日(月)→好評につき3月7日(月)まで延長