・・・松下幸之助さんつながりで、久しぶりに和歌山を紹介します。まずは、
《恩地孝四郎展~抒情とモダン》
2016年4月29日~6月12日/和歌山県立近代美術館
640-8137和歌山市吹上1-4-14/073-436-8690
近代日本における版画界の巨星であり、また抽象表現のパイオニアとして知られる恩地孝四郎(1891~1955)の約20年ぶりとなる回顧展を開催します。竹久夢二との出会いをきっかけに画家を志した恩地は、1914年に田中恭吉・藤森静雄と詩と版画の雑誌『月映(つくはえ)』を刊行します。同誌で発表した1915年の《抒情『あかるい時』》等は、日本における抽象表現の先駆けとなりました。1920~30年代には時代と呼応しつつ様々な版表現の可能性を追求し、戦後になると専ら抽象版画の連作を発表します。特に、作者の心にわき起こる感情をかたちにした「抒情(リリック)」シリーズは、一貫して画業の根底をなすものでした。版画表現の近代化に向けて偉大な足跡を残した恩地の自由な創作姿勢は、後世の版画家たちにも多大な影響をあたえています。本展では海外からの里帰り作品を含む版画243点を中心に、油彩、素描、写真、ブック・デザインなど、その領域横断的な仕事も併せて、約400点を一挙紹介いたします。
【紅葉渓庭園】
640-8146和歌山市一番丁和歌山城内/073-431-8648
http://www.wakayamakanko.com/seeing/history3.html
和歌山城内にある風雅な庭園。天守閣から北側ある裏坂に下り、両手に白い土塀と青石の石垣が迫る小道をサクサクと歩いていくとひなびた茅門が見えてきます。ここをくぐると、静まり返った空間が開け、都会にいるのを忘れてしまいそうになります。紅葉渓庭園は、徳川頼宣が西の丸御殿に築いたもの。浅野公時代に築かれた内堀の一部と、虎伏山の起伏をたくみに利用した、どこか大らかな感じのする庭園です。堀の中に浮かぶ「鳶魚閣(えんぎょかく)」は、雨の日に出かけるとまた格別で、けむるような水面に釣殿がほのかに浮かび上がった時、こころが震えます。池は山すそから湧き出る泉を利用して作られ、池の中央には舟の形をした「御舟石」があります。鯉がのどかに泳いでいて、目を楽しませてくれます。紅葉渓橋をはじめ、土橋、石橋と風情のある橋がたくさんかかっていて、滝の音が何とも心地よい気分。日頃の疲れが洗い清められるようです。紅葉の眺めはもちろんのこと、四季折々に趣のある風景を鑑賞できる雅趣豊かな庭園といえます。
《茶室「紅松庵」》
http://wakayamajo.jp/shisetu/beni.html
数寄屋造りの茶室である紅松庵は、昭和48年(1973)の庭園整備を記念して、本市出身★松下幸之助氏の寄附により翌年5 月に落成しました。「紅葉渓」の「紅」と松下氏の「松」からの命名です。茶室からの庭園の眺めは、四季を通じて素晴らしく、渓流の響に耳を傾けながら、紀州の伝統あるお茶とお菓子を楽しむことができます。
《NEWS》2015.9.22産経WESTより
★松下幸之助、南方熊楠ら「わかやま歴史館」オープン、地域の偉人5人紹介
和歌山城の歴史・文化や地元ゆかりの偉人らを紹介する「わかやま歴史館」が和歌山公園(和歌山市)にオープンし、シルバーウイークを楽しむ大勢の観光客らでにぎわっている。老朽化が進んでいた同公園内の市役所南別館を改修し今月19日に開館。1階は観光案内所や観光土産品センターが整備され、2階の歴史展示室には松下幸之助や南方熊楠ら同市ゆかりの偉人5人を紹介する「わかやま人物探訪」と「和歌山城の歴史文化」のコーナーが設けられた。和歌山城のコーナーでは、紀州徳川家伝来の金印「獅子紐印」、同家第10代藩主、徳川治宝が造園した大名庭園「養翠(ようすい)園」(和歌山市西浜)にある茶室の再現品など約110点を展示。江戸後期の城の景観を伝える映像作品も楽しめる。大阪府高槻市から訪れた石川穂津美さん(52)は「映像作品が素晴らしく、当時のお城に足を踏み入れたような臨場感。江戸時代の街並みを示した資料も多く、街歩きが楽しみになった」と満足そう。市和歌山城整備企画課の学芸員、新谷和之さんは「和歌山城の壮大さや和歌山の文化レベルの高さを物語る品々が展示されているので、市民や県民も訪れてほしい」とPRしている。
◆【わかやま歴史館「歴史展示室」】◆
640-8146 和歌山市一番丁三番地/073-435-1044
http://wakayamajo.jp/tenji/index.html
和歌山城内の一角に2015年9月オープンした「わかやま歴史館」。館内には和歌山城と郷土の人物についての歴史展示室、観光案内所、観光土産品センターがあり、観光客に向けたきめ細かい情報を提供しています。
《設計》ライトコーポレーション
http://www.good-right.com/index.html
http://www.wakayama-aba.jp/public/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%84%E3%81%BE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E9%A4%A8
《参考》トータルメディア開発研究所
102-0094東京都千代田区紀尾井町3-23文藝春秋新館6階/03-3221-5558
(西日本事業本部)
553-0001大阪市★福島区海老江3-22-61/06-6442-3571
和歌山城の歴史文化を立体絵巻で展開。史跡和歌山城内に位置する既存建物を、ガイダンス施設として改修するにあたり、和歌山の魅力とその歴史を立体的に体験できる展示空間として整備した。
●歴史展示「和歌山城の歴史文化」
物語的な壁面グラフィックと資料、さらに紀州徳川家の文化を象徴する茶室の再現等により、和歌山の戦国から江戸時代までの歴史を立体絵巻として展開。
●シアタールーム VR 映像「よみがえる和歌山城」
現在では多くの建造物が失われた和歌山城であるが、VR(ヴァーチャル・リアリティ)映像により江戸後期の様子を再現。また映像を手動操作することにより、城内を歩き回る感覚でめぐることもできるソフトを制作。
●人物展示「わかやま人物探訪」
様々な分野の発展に寄与した和歌山市出身の人物の功績を紹介し、郷土の魅力を発信。
・・・なんと福島区に会社があるなんて、不思議なつながりですね。