病院アート(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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NEWS》2015.10.20医療産業情報より

清恵会、市立堺病院跡地に移転・オープン、救急件数は1.5倍増へ

清恵会は、市立堺病院の跡地に清恵会病院(堺市堺区南安井町1-1-1/072-223-8199)を整備し、10月1日に開院した。規模はSRC造り地下2階地上8階塔屋2階建て延べ4万3286m²。歯科口腔外科を新設するなど、外来部門は総合的に取り揃えており、LDRも2室を用意している。新病院は、(1)救急医療(CPA・脳血管・循環器・消化器・小児などの領域)、生活習慣病、がんを中心とした診療機能を推進する、(2)患者さんにとって、やさしい医療、わかりやすい診療体制、いつも開かれた場所でありたいと願う、(3)職員が働きやすい、働き甲斐のある、誇りの持てる職場でありたいと考えている、という3つのコンセプトを掲げている。

移転前は堺市北区に所在していたが、堺区に移転したため、今後は堺市北区のほか、同市東区、堺区、西区の患者も来院すると予想しており、救急件数は従来の6000件から1.5倍増の9500件程度まで増える見通しだ。なお、今回の改修工事では、7階の一部と8階は手を入れておらず、将来はその部分でも改修工事を行う予定。


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・・・「市立堺病院」が「堺市立総合医療センター」として新築移転されたわけですが、「大阪市立総合医療センター」もなかなかの評判です。

【大阪市立総合医療センター】

534-0021大阪市都島区都島本通2-13-2206-6929-1221

http://www.osakacity-hp.or.jp/ocgh/index.html

大阪市制100周年記念事業の一環として採り上げられた「市立医療機関の体系的整備」の基幹となる市民の医療ニーズの高度化・多様化に対応するため、大阪市の中核病院として広く市民に急性期医療および小児医療を提供している病院である。前身は、大阪市立母子センター(1946年開院。1978年までは「大阪市立今宮市民病院」)・大阪市立小児保健センター(1965年開院)・大阪市立桃山病院(1887年開院)・大阪市立城北市民病院(1953年開院)・大阪市立桃山市民病院(1946年開院)の5つの市民病院であり、これらを再編し大規模・高機能の病院として設立され、1993年(平成5年)12月1日に開院した。当センターは9の臓器別センターと57の診療科を擁し、各診療科に専門医を有して高度かつ、専門的医療を提供している。更には「地域がん診療連携拠点病院」に加えて全国15か所のみの「小児がん拠点病院」にも指定され、小児から成人までの幅広い年齢層にがん診療を実施し、小児医療に関しては17の診療科からなる「小児医療センター」を設置し、高度・専門的医療を提供している。2011年(平成23年)1月1日付けで大阪府から総合周産期母子医療センターの指定を受けた。2014年(平成26年)10月1日付けで地方独立行政法人大阪市民病院機構が設立され、移行された。


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NEWS》2015.12.26西日本新聞より

子どもホスピス開設支援を、福岡・市民団体構想、資金の壁

重い病気や障害のある子どもと家族を支える「子どもホスピス」の開設が全国で相次いでいる。大阪市2012年に開設され、来年は東京などでオープン予定。九州では福岡市の市民団体が設立をめざして10年から活動に乗り出している。ただ建設費確保はこれからの段階。団体は支援を呼びかけている。子どもホスピスは1982年に英国で始まり、欧米を中心に広がった。日本で「ホスピス」というと、患者をみとる場というイメージが強いが、本来は、ラテン語の「もてなす」を語源とする「旅人に休息を与える場」を指す。みとりや死別後の家族へのグリーフケア(悲嘆のケア)にも取り組むが、実際は人工呼吸器や栄養チューブなどが必要な子どもの短期利用が多い。自宅でケアする家族に休息が必要だったり、冠婚葬祭などでケアできなかったりするときの支援施設という位置づけだ。相次ぐ開設の背景には医療の進歩で、重い病の子どもたちが命をつなげるようになっていることと、「どんな病でも同世代と同じような経験をすることは大切だ」という理念が広がっていることもある。全国で先駆けの動きと見られるのが2012年9月★大阪市立総合医療センターが、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(同市)の運営会社の寄付を受けて、緩和ケア病棟の1室を小児用に改装した例(ユニバーサル・ワンダー・ルーム)。続いて淀川キリスト教病院(同市)が同年11月、小児がん患者が緩和ケアを受ける6床と、家族の休息などに対応するための6床の計12床を開設した。国立成育医療研究センター(東京)は16年4月、個室5室、3人部屋2室の計11床を備える2階建て施設「もみじの家」を開く予定だ。


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《参考》USJドリームウィーバーズ

https://www.usj.co.jp/company/about/csr/service.html

株式会社ユー・エス・ジェイでは、2006年より社会貢献プロジェクト「USJドリームウィーバーズ」(Dream Weavers:夢を紡ぐ人の意)を推進しています。より良い地域社会づくりと発展を願い、支援の必要な人々のサポートに特化したさまざまな活動に取り組んでいます。

《ユニバーサル・ワンダー・ダイニング》平成27年5月8日報道発表

http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000309035.html

《ユニバーサル・ワンダーパーク》2016年5月10日報道発表

http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000353519.html


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《大阪市総合医療センターアートワーク》

アートワークは1100床を有する総合医療センターのために筑波大の栗原教授を含む病院建設推進委員会の指導により大部分実現された。その目的は患者と職員に快適な環境を与えるための重要な役割を果たすためである。上記教授を含む12人の選定委員会がオープンコンペで100の応募作品の中からA,B,Cの作品を選定した。これらの作品の基本的コンセプトは人々及び環境に優しいアートワークである。各作品は一つの概念テーマに基づいて作られた。他の作品は建設推進委員会に寄せられた提案の中から選定された。

【中嶋寛CAOSアート&デザインハウス】

657-0824神戸市灘区福住通3-2-21/078-805-6778

http://www.caos999.com/index.htm

★「Giant Harp」11m×11m×3m

【小野亮二】

http://www.onoryoji.com/index.html

1975多摩美術大学インテリアデザイン課卒業1977脇田愛二郎主宰Studio A入社、詩人辻井喬氏詩画集の為の鉄錆作品をはじめ、主に彫刻・モニュメント等のアートワークを担当する。1982退社し独立:オノデザインオフィス設立、CI 計画・グラフィックデザイン・サインデザイン、物販飲食のインテリアデザイン・伊勢丹の売場デザイン等、デザインの領域を越え活動を開始。1984 オノデザインオフィスを法人化し現在に至る。JCD正会員(一般社団法人 日本商環境デザイン協会)

★「Butterfly」

長く寒い冬にも、無数の命が春の訪れを待ち静かに呼吸しています。野原一面緑に変わり花が咲き乱れる頃、軽やかに風を受け飛ぶともなくふんわりと舞う蝶は、人々の気持ちを優しく、和やかにする共通の原風景を呼び起こしてくれます。蝶は季節を伝えるRING(鐘の音)、生命を伝えるシンボル、センターについた人々を出迎えるこの作品は、蝶をイメージして作品化しました。蝶に見立てた白い円弧が風で動くモビール型の彫刻です。軽やかに舞いながら、緑や花と呼応し楽しい遊歩道空間を形成します。街並/人と文化、病院/人と生命、市民/人とこころを有機的に循環するRING(輪)となり、爽やかなハーモニーを奏でることでしょう。


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《団塚栄喜Earthscape》

http://www.earthscape.co.jp/

アースケイプ。ランドスケープデザインスタジオ。人と自然との関係性を創りだす仕掛けをデザインと捉え、体験の媒体となるデザインワークを行う。'Earthscape'とは、宇宙から見た青くて丸い地球の姿。社名と同時に大きな概念でもあり、私たちの活動そのものが、全体として、広い意味で地球に還っていく活動になるよう、まちづくりやランドスケープデザインをその一翼に、それ以外のデザイン活動や、デザインを通した環境活動 MHCP (メディカルハーブマンカフェプロジェクト)などのプロジェクトを行う。

1992大阪市立総合医療センターアートコンペティション 入選

《今井孝之+都市設計研究所》

1992大阪市立総合医療センターアートコンペティション 入選

《栗原嘉一郎》

大阪市立総合医療センター(1994):総合監修

【東畑建築事務所】

https://www.tohata.co.jp/works/?mode=show&seq=82

市民病院群の中核病院としの役割を果たすため、5つの医療施設を統廃合し、高度な総合医療機能を備えた病院です。設計に当たっては安全性を最重要課題とし、災害時の安全確保ばかりでなく、院内を徹底的にノーマライゼーション化することや、清潔・不潔管理・院内感染防止に充分留意しました。将来対応については、フレキシブルな建築構造とすることと、OA化や乾式構法、システム化の導入により模様替えを容易にすることとしました。居住性については、カラフルなインテリアデザイン・照明計画・サイン計画やオブジェ・絵画等の導入により気持ちの和むハイグレードの演出を心がけました。標榜診療科目40 科目を数え、年中24 時間体制で地域の救命救急の拠点としての役割を担っています。

1995/大阪施設緑化賞(みどりの景観賞)最優秀賞、1998/公共建築賞優秀賞

《伊藤喜三郎建築研究所》 http://www.k-ito.co.jp/works/detail/84

《大林組》 http://www.obayashi.co.jp/works/work_88


・・・アートの規模(質と量)からして、立派なミュージアムです。