・・・「仏塔」を追いかけて「奈良公園」まで来ましたので、「ならまち」界隈に多く設置されている彫刻も紹介しておきたいと思います。
★彫刻のあるまちづくり事業
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1147853401578/index.html
奈良市では、街角や公園等に彫刻を設置することにより、市民生活にゆとりとうるおいを提供するとともに、市民の皆さんに身近に芸術作品にふれていただき、豊かな人間性と市民文化を育むまちづくりを推進するために彫刻を設置しています。
【平和の調べ】作:大矢由造/平成9年3月設置
「なら工藝館」前にあります。世界的に優れた文化財の宝庫である郷土「奈良」において人々が助け合い、仲良く暮らしていけるまちづくりをめざし、ひいては、世界の恒久平和につながり、輝ける未来社会の創造を祈念します。昭和24~25年、大阪美術研究所にて院展同人・保田龍門氏に師事。昭和27~28年、京都美術研究所にて新制作協会会員・岡本庄三氏に師事。奈良県展参与、奈良県美術人協会会員。★「奈良一刀彫」製作をされています。
◆【なら工藝館】◆
630-8346奈良市阿字万字町1-1/0742-27-0033
http://azemame.web.fc2.com/index.html
シルクロードの東の終着駅として古来から東西文化の交流があった国際文化観光都市奈良は、世界に誇れる日本の文化や伝統産業発祥の地として栄えてきました。そこで、奈良市では古い町並みを今に残す「ならまち」の保存と活性化を図る「ならまち賑わい構想」の実現に向けて、公共施設の整備をはじめ伝統工芸・文化・芸能の保存並びに発掘・発信等の事業を進めています。なら工藝館は、長い歴史の中で研ぎ澄まされてきた奈良工芸の一層の振興発展を図るために、(1)受け継ぐ(2)創作する(3)開放するの三つを基本理念とした施設です。奈良の伝統的な工芸品である奈良漆器、★一刀彫(奈良人形)、赤膚焼、墨、奈良筆、奈良晒、古楽面、乾漆、秋篠手織、鹿角細工等から、技術の粋を集めた優秀な作品を、年間を通して鑑賞していただけます。また、長い伝統の中で培われてきたものづくりの心や技術・技法を、心ゆくまでご覧ください。制作道具等も展示しております。
【参考】隼人の盾
http://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2014/11/tanken68.html
「奈良文化財研究所」のシンボルマークをご存じですか?答えは、赤白黒の3色で描かれた逆S字の下にギザギザ文様のあるマークです。これは平城宮跡出土の「隼人の盾」の文様をデザイン化したものです。出土品の文様と平安時代の史料に書かれた隼人の盾の特徴が一致したため、隼人の盾とわかりました。隼人とは、古代の南九州地方に住んだ人びとのこと。律令国家の制度に組み込まれて、隼人司という役所に勤務し、独特の歌舞を演奏したり、竹細工を生産したりしていました。元日や天皇即位の儀式では、犬の吠(ほ)える声をまねて、邪悪なものを追い払う役目を果たしました。話は200年ほど遡ります。5~6世紀の福岡県や熊本県地方には、壁画を描いた装飾古墳が数多く造られました。その壁画の文様には、赤白黒の顔料で鮮やかに描かれたS字のような蕨手(わらびて)文や三角形文、そしてギザギザ文様など、隼人の盾と似た文様が数多く見られます。それら装飾古墳の場所と隼人が住んだ地域は少し異なり、時代も違いますが、同じ九州のよく似た文様を見ると、時代を越えた不思議な伝統が息づいているように見えます。
【軌跡の器】作:竹股桂/平成10年3月設置
良い歴史の中で、それぞれの時代の精神によって洗われ支えられ今に有る形。奈良に住む私達は、幸運にも次時代へ伝え送るべく数々の貴い遺産を、身近に見ることができます。それらの「形」の中に、時間と空間と工人達の行為のあとが、私達に「美」として感動をよびおこさせてくれます。幾多の時代を超え、生き続ける事、生成と崩壊そして再生を繰り返しながら、「形」が維持される。その有機性とあり方に私は非常に興味を持っています。流れ落ちる水の形にヒントを得、時の流れの中で変わり続けることと、変わらないことの対比によって形を考えてみました。1953新潟県に生まれる。1976金沢美術工芸大学美術学科彫刻科卒業。
【21世紀への飛躍】作:神箸勝/平成9年3月設置
奈良のシンボルである鹿をテーマにしています。近年、神よりの使者として白い鹿が誕生しました。この白鹿のオスが、青年期になる頃をイメージして大いなる奈良町の発展と奈良市の21世紀にむけて、新しい時代への改革を勇気と情熱を持って行動される年を願い、さらなる飛躍をめざしたポーズを制作しました。1943奈良市生まれ。1962奈良県立奈良商工高等学校卒。彫刻家・竹林薫風先生に師事。
【むこう側の見える石】作:杉村仁/平成10年3月設置
触れる、登って見える景色を楽しむ。街に置かれた作品だからこその自由な楽しみ方ができます。子どもが台座に登ってむこうを見たりする、そんな遊びのできるかたちです。台座部分はベンチとしても使えます。奈良県立高等学校の美術科教諭をされています。
【今昔のひだまり】作:松村達也/平成7年2月設置
おそらく、この辺りを走り回っていたであろう奈良時代の腕白達の「わーっ」という声の聞こえてくる、時を越えた広場にならればと構成しています。造形物の廻りに枠を設けず、全体を彫刻広場として、散策の観光客や近所の子供達のくつろぎの街角として、造形しています。1935福井県生まれ、1958二紀会展で受賞2回、野外彫刻個展(大阪天王寺公園)以降個展多数、1962大阪市立美術研究所終了。モダンアート協会会員、日本美術家連盟会員、大阪彫刻家会議会員、奈良県美術人協会会員。
【流星と四角い風】作:齋部哲夫/平成8年3月設置
宇宙のかなたから流星のようにこの地「奈良」に送られてきたメッセージ。やがて人々のこころは、エメラルド色の四角い風となって吹き上がってゆくよ。「奈良」には何かある。
1943大阪府生まれ。1966より個展(大阪 あの画廊)等多数。
【華】作:栄利秋/平成3年3月設置
縄文から万葉へと受け継がれたこころ、おおらかでたくましく豊かでダイナミックな精神世界が、天平文化の香り高き奈良の地で大きく華ひらくことを願って・・・。1937鹿児島県(奄美大島)生まれ。1963大阪学芸大学学芸学部美術学科卒業、1965京都市立美術大学美術専攻科(彫刻)修了。
◆「奈良市観光センター(奈良市観光協会)」
630-8228奈良市上三条町23-4(奈良市中部公民館一階)/0742-27-8866
http://www.narashikanko.or.jp/center/centerinfo.html
「公益社団法人奈良市観光協会」は昭和6年8月に任意団体の「奈良市観光協会」として発足、その後、組織の強化拡充と観光事業の健全で積極的な振興を図るため、昭和60年11月11日に社団法人化されました。会員は、観光関係の事業者、団体により構成されており、関係機関、行政とも連携しながら、奈良観光の活性化、業界の発展のための諸事業を展開しています。奈良を訪れた観光客がもたらす消費支出は、観光業界をはじめ地元の幅広い分野にわたり大きな波及効果を生み出し、直接的・間接的に奈良の商業、産業の活性化と発展に寄与すると思われます。これからも、豊かな観光資源を有する奈良の魅力の数々を積極的に紹介し、観光客の心をひきつけ、とらえる観光地づくりをめざします。
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