紡績・赤煉瓦建築(38) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「東京」ですから、まずは「赤煉瓦建築」としても紹介するのが筋でしょう。

◆【三菱一号館歴史資料室】◆三菱一号館美術館1F

http://mimt.jp/museum/history/

三菱一号館の復元の経緯や丸の内の歴史を伝えるコーナーです。旧三菱一号館の当時の事務所空間を再現しました。内装は漆喰壁や木の格天井などで、明治期の執務室の雰囲気を味わってください。

オフィス家具の再現

三菱一号館を設計したジョサイア・コンドルは、近代建築の設計者のみならず、その建物内で使用した洋家具を作る職人も育てていました。東京都港区芝地域(現在の新橋駅付近)で盛んに生産された家具「芝家具」の職人のサポートもしていました。この再現家具は当時の資料を基に芝家具の系譜を継ぐ職人の方に作製していただきました。


たつの1


ドールハウス

旧三菱一号館を再現した1/40サイズの模型です。この模型は旧三菱一号館が竣工した1894(明治27)年当時を細密に再現したものです。断面部分では建物の基本構造(建築断面)を見ることが出来ます。また、銀行の営業室部分は当時の資料を基に銀行で働く人と訪れた人の様子も分かるようなっています。開口部分から2階の回廊の方をのぞいていただくと、当時銀行の営業室の壁に掛けてあったという岩崎彌太郎ゆかりの「おかめの面」を見ることができます。


明治のビジネススタイルの再現

銀座の老舗の方々に明治のビジネススタイル(スーツ、シャツ、帽子、鞄、靴)を再現していただきました。


再建に当たっては当初設計図・解体時実測図・内外装写真・保存部材などの資料を基に、現在の建築基準に適合させながら再現し、使用した赤煉瓦230万個も★中国製ながら当時に近い製法で製造された。1968年に解体された三菱旧一号館の保存部材についても一部を再利用・展示している。


たつの2


・・・再度「東京」に来なくてはならないなあ。


たつの3


・・・お待ちかねの「赤煉瓦建築」と言えば、

■「東京駅」

https://www.jreast.co.jp/tokyostation/

2012年10月、ついに東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事が完了し、約100年前の東京駅の姿が再現されました

たつの4


・・・なんとプラットホームでは、こんな古い柱が現役使用されています。


NEWS12015.2.17朝日新聞より

東京駅開業時の「100年柱」撤去5・6番線ホーム

JR東京駅の5番線(山手線)、6番線(京浜東北線)のホームで17日未明、1914年の駅開業時から立ち続けている柱の撤去工事が始まった。昨年6月に始まったホーム屋根の一部を新調する工事の一環。柱は鋳鉄製で、円周約47センチ、長さ約3・2メートル。計14本あり、屋根や架線を約100年間支えてきた。この日撤去されたのは、5番線側の1本。柱の上部にはモチーフ不明のレリーフが刻まれている。下部には、駅の工事が始まった年にあたる「明治四十一年一月 株式会社東京堅鉄製作所」との刻印もある。

 午前1時半ごろ、終電後のホームと線路に作業員約15人が入り、柱とつながった金属製や木製のはりを電動ノコギリで切断。約1時間10分後、天井に開けた穴からクレーンで柱を引っ張り上げて撤去した。この1本を含む計2本は、モニュメントとして同ホームで展示保存される予定だ。



NEWS22015.6.28サンケイ新聞より

東京駅開業時の鋳鉄柱を展示「当時の姿を後世に」

JR東日本は6月28日、大正3年の東京駅開業時からホームに残っていた鋳鉄製の柱2本の展示を始めた。ホーム屋根の建て替え工事の一環で2~3月に撤去、保存するためアイボリー色に塗り直してホームに戻し、「開業当時の姿を後世に伝えるため、2本をホームに保存することとしました」との説明パネルも設置した。展示されているのは、山手線と京浜東北線が発着する5、6番線ホームの南端の事務室前。高さ約3メートルの円柱で、上部がレリーフで装飾されている。下部には製造年とみられる「明治四十一年」の文字がある。関東大震災や戦災をくぐり抜けた開業時の柱は、他に12本がホームに残っているが、順次撤去する予定。


たつの5


1914年に建てられた東京駅丸の内駅舎は、歴史と風格が感じられる赤レンガ造りの建物が東京駅の顔として、長く愛されてきました。しかし、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失したため戦後に復興されましたが、2007年より外観を創建当時の姿に再現するとともに、機能を拡大し、巨大地震にも備えるための工事が行われてきました。現存している駅舎の外壁など主要部分は可能な限り保存・活用して進められた工事は、技術的に大変困難なものでした。丸の内駅舎とともに再オープンするのが、東京ステーションホテルと東京ステーションギャラリーです。東京ステーションホテルは国の重要文化財の中にある唯一無二のホテルで、丸の内駅舎の壮麗な外観と調和する、ヨーロピアンクラシックを基調とした洗練された空間です。丸の内エリアを眺めることができる「パレスサイド」や復原されたドーム内のレリーフを見ることができる「ドームサイド」など、6つの多彩な客室タイプです。東京ステーションギャラリーでは、10月1日から2013年1月下旬まで「丸の内駅舎復原工事」完成を祝い、“最先端のアート”と“東京駅の歴史ある空間”を同時に楽しめる「始発電車を待ちながら」展が開催されました。また、駅施設として、海外からの旅行者へサービスを提供するJR EAST Travel Service Centerも設置されています。東京の旗艦駅・東京駅の新たなステージの始まりです。