待望のミュージアム(37) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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1936/2004改修淡翁荘」/登録年月日:20141219

本店の西に建つ、もと鎌田醤油社長宅。外観は陸屋根、タイル張とした幾何学的で端正な意匠だが、内部は一階に上質な和風座敷、二階に暖炉を設えた本格的な洋室を配する。戦前期モダニズムの影響が認められ、県内の鉄筋コンクリート造住宅として最初期の遺構。淡翁荘主屋の北正面に建つ「黒門(1937)」。一間一戸薬医門、切妻造本瓦葺で、五平の本柱を間口二・四二メートルで立て、欄間を盲連子とした両開き桟唐戸を吊り込む。両脇には瓦を載せた鉄筋コンクリート造の塀を矩折れにのばす。淡翁荘の表門として商店街側の景観を整える。


かまた1


・・・「讃岐醤油画資料館」(旧鎌田醤油本店)を見学した後、期待に胸ふるわせながら「淡翁荘」の扉を開けました。


かまた2


・・・幸い見学者は私だけ、独り占めのミュージアムです。スタッフの方も親切に対応してくださり、本当に解放的な気分でゆっくり鑑賞させていただくことができました。


かまた3


・・・なぜに「待望のミュージアム」なのか。まず私の生まれた「平野」には、不思議なことに四谷シモンさんの「マグリットの男」が存在しているということ。そして、西宮市「大谷記念美術館」での「SIMON DOLL」展で「淡翁荘」のことを知り、必ず行くと心に決めたのです。


かまた4


◆【四谷シモン人形館】◆

762-0044香川県坂出市本町 1-6-350877-45-1111

http://www.kamada-soy.co.jp/doll/


かまた5


・・・写真撮影もOKですし、作品に触れることはご法度ですが、ドアや戸を自分で開いて探さなければならない作品もあり、わくわくドキドキです。「全部で23体ありますから・・・」と聞かされていましたので、数えながらじっくり鑑賞することになります。もちろん、様々な角度から写真撮影しましたが、床に寝転んで低い位置から撮れるのは最高にいい気分です。