・・・「ラムネ」瓶を紹介したのですから、「コーラ」瓶も紹介しなければなりません。
【コンツアーボトル】
http://www.cocacola.co.jp/history_/story/bottle.html
1886年に誕生した当時、「コカ・コーラ」は街のソーダファウンテンでグラス売りされていました。そのうち、いつでもどこでも飲めるように、びん詰めされて各地で販売されるようになります。その頃の「コカ・コーラ」のボトルは、当時のほとんどの清涼飲料水と同じように直線的な形でした。そこで、他社製品と区別し、「コカ・コーラ」のイメージを統一するために、コカ・コーラ社は独自デザインのボトルの開発を進めました。1915年、インディアナ州のルート・グラス社は、「暗やみで触ってもコカ・コーラのボトルとわかるもの」というコカ・コーラ社のリクエストに応え、★“コンツアーボトル”を考案します。百科事典に載っていたカカオ豆の挿絵をヒントにしたというボトルは、真ん中がふくらみ底のほうにかけて細くなり、縦方向に溝が何本も走る独特の形をしていました。“コンツアー(Contour)”とは「輪郭」の意味で、「コカ・コーラ」でいう“コンツアー”とは、“「コカ・コーラ」独特の曲線や形状を表す輪郭・姿”です。
※カカオからヒントを得たのは、実はデザイナーがコーラの原料にカカオが含まれていると間違って思い込んでいたためだったらしい。このボトルは、同年11月16日に特許を取得しました。
翌年の1916年、★ジョージア・グリーンと呼ばれる緑色のグラスを使用した“コンツアーボトル”が市場に登場します。以降“コンツアーボトル”は、雑誌や新聞広告をはじめ、芸術作品や映画などにもひんぱんに登場し、広く知られる存在となりました。また、1960年には、パッケージデザインとしては初めて、コンツアーボトル自体が登録商標として認められました。日本でも2008年に文字や図形が付されていない容器としては日本で初めて、形状そのものが「立体商標」として認められました。誕生から約130年経った現在でも、その形は当時とほとんど変わることなく、爽やかさの象徴として、世界中の人々に親しみ愛され続けています。
★コカ・コーラの独特の「くびれ」のある瓶(コンツアー・ボトル)は、女性のボディーライン、または、この当時流行したスカートを参考にデザインされたものと言われているが、この話は事実ではない。
【参考】「ザ・コカ・コーラ・ボトル:アメリカのアイコン100」
http://jp.blouinartinfo.com/news/story/1109315/aikonzai-kao-kokakorabotoru
★「コカ・コーラ」ボトル100周年
http://www.cocacola.co.jp/press-center/press-release/news-20150508
5月8日は「コカ・コーラ」の誕生日。1886年に薬剤師をしていたジョン・ペンバートン博士が、独特の甘い香りのするシロップを作り、友人で会計士のフランク・ロビンソン氏によって「コカ・コーラ」と名づけられました。そして今年は、「コカ・コーラ」を象徴するボトルで知られる“コンツアーボトル”が誕生して100周年という節目を迎えます。この記念すべき年にコカ・コーラシステムでは、暗闇で触れただけで「コカ・コーラ」のボトルだとわかるほど特徴的な曲線を描いた輪郭を引き継ぎ、アルミニウム素材を使ってさらに進化させた「コカ・コーラ」スリムボトルを2015年7月20日(月・祝)から全国で発売します。「コカ・コーラ」ボトル100周年を記念して、「コカ・コーラ」ボトルの過去・現在・未来の展示や「コカ・コーラ」スリムボトルをいち早く体験できる「コカ・コーラ ボトルアートツアー」を開催します。これは、「コカ・コーラ」ボトル100周年を祝して世界を巡回している展示会で、日本では7月19(日)から東京で開催されます。また、これまで多くのアーティストにひらめきと創造力を刺激してきた「コカ・コーラ」ボトルがさらなる進化を遂げたことで、新たなアートやクリエーションを生んでいく可能性を秘めています。
日本コカ・コーラ株式会社は、「コカ・コーラ」ボトル100周年を記念して、株式会社三越伊勢丹と協働し、日本国内で活躍するさまざまなアーティストやクリエーターに、「コカ・コーラ」スリムボトルをモチーフにした新たな“アートボトル”の作品を制作していただきます。この取り組みは、次世代のアートやクリエーションの育成と発信につなげるためのチャリティキャンペーンで、8月12日(水)から伊勢丹新宿店で開催される「伊勢丹アート&クリエーション2015」の期間中に制作いただいた全作品を展示いたします。その後、作品はチャリティにご参加いただいたお客様に進呈いたします。2015年まで100年もの間、多くのアーティストをインスパイアし、“サイコー!”の瞬間を創出してきた「コカ・コーラ」のボトルは、今度はスリムボトルの形となって次の100年に向けてひらめきと刺激、そして最高のハッピーを届けてまいります。
・・・関西でも「コカコーラ」のアート展をぜひやって欲しい。