・・・大阪狭山市・南海高野線「東除川橋梁」つながりで、「玉出」までやってきました。
◆「南海電鉄・玉出変電所(旧阪堺電気軌道・第二変圧所)」
557-0043大阪市西成区玉出東1-12
南海電車高野線の「東玉出」駅で下車し、阪堺電軌阪堺線との交差近くに南海電車玉出変電所がある。現在も現役の変電所として、南海電車高野線や阪堺電軌に電力を送っている。竣工は1911(明治44)年12月で、★阪堺電気軌道の変電所として開設されたものです。ペディメント部の意匠は東西でかなり違っています。阪堺線への送電は、この変電所から行われ、上町線へは阪堺線今船駅付近から、旧平野線のルートを利用して阿倍野へまわり、送電されています。
【旧紀州街道】
変電所前の道路は、かつて住吉大社参詣のための「住吉街道」とも呼ばれた旧紀州街道の一部で、江戸時代には参勤交代路でもあったのですが、明治以降も沿道の周辺は繁栄しており、今でもレトロ・モダンな建物等が残っていて、この街道はまさに<モダン街道>であったようです。
◆「東玉出停留場」/大阪市西成区玉出東
1911年(明治44)阪堺電気軌道(旧)の勝間駅(こつまえき)として開業
1915年(大正4)南海鉄道との合併により、同鉄道の駅となる
1941年(昭和16)以降、東玉出停留場に改称
1944年(昭和19)南海の会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる
1947年(昭和22)近鉄からの路線譲渡により、南海電気鉄道の駅となる
1980年(昭和55)南海からの路線譲渡により、阪堺電気軌道の駅となる
併用軌道上にあり、交差点を挟んで斜向かいに乗り場が配置された、単式2面2線の構成。浜寺公園方面のりばのみ安全地帯あり。恵美須町方面ホームには安全地帯・ホームともに無く、路上に白線で囲まれた乗り場で直接乗降する。上下線とも待合所・屋根は無い。駅周辺は悪路になっているため、駅を利用する際、車の通行に注意する必要がある。
・・・南海電鉄ハンドブックに、「変電所一覧」「電力区」などが紹介されています。
・・・南海電車つながりで、以前にも紹介した「深日変電所」を再掲します。
◆「南海電鉄・深日変電所」/大阪府泉南郡岬町深日
1898年(明治31年)に南海本線が尾崎駅から和歌山北口駅(現在の紀ノ川駅付近)まで開業した際に、深日村(当時)南東部の山中に「深日駅」が設置された。開業当初は孝子越街道以西に位置する深日や多奈川、大川上流に位置する孝子からの利用があったが、1915年(大正4年)4月11日には「孝子駅」が常設された。1944年(昭和19年)5月31日には川崎重工業泉州工場への輸送を目的とした多奈川線が開業し、同線に深日町駅、多奈川駅が設けられたことで駅の使命は終わり、旅客営業を廃止する。翌年には貨物営業も廃止となり、駅は休止。1958年(昭和33年)に正式に廃止された。現在も煉瓦製のプラットホームなどが残されている。プラットホームと線路の間が広くなっているのは、1966(昭和41)年まで行っていた貨物輸送のための中線があったためである。なお、南海本線の電化時に深日変電所が併設されたが、こちらはまだ稼動している。
・・・「岬町」の近く「泉南市」には、紡績工場跡をリノベーションしたカフェがあります。
◆「rojica(ロジカ)」
590-0521泉南市樽井4-34-37/072-485-3598
http://roji-ca.com/2013-rojica/
赤レンガの★紡績工場跡をリノベーションした多目的スペース。歴史を刻む赤レンガのぬくもりと、ゆったりとした空間の中で、たくさんの人が集まる場所へ、さまざまな人が出会える場所に、特別な記念日に・・・。ひとり一人の思い出の場所になるようロジカでは目的に応じたプランを心をこめてご提供いたします。ふだんはカフェの営業をいたしております。ゆっくりランチやお茶も楽しめます。結婚式2次会、各種パーティーのご予約も承ります。