◆【LIXILギャラリー大阪】◆
530-0011大阪市北区大深町4-20
グランフロント大阪南館タワーA12階/06-6733-1790
http://www1.lixil.co.jp/gallery/
LIXILはいつも「住生活の未来」を考えています。新しい潮流を感じ取る創造的な感性を磨くため、住生活・デザイン・建築・アートを深く掘り下げるギャラリー、出版活動を行っています。1981年銀座で活動を開始したギャラリー活動は、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」と「建築・美術展」、そして「やきもの展」の3本を軸に展開しています。巡回企画展は、開設以来「建築とデザインとその周辺」をめぐり、独自の視点でテーマを発掘してきました。年間4本の企画展を、東京会場(1981年~)、大阪会場(1984年~)で巡回しています。また、展示に併せてLIXIL BOOKLETを編集し、LIXIL出版より発行しています。図録としてはもちろん、展示から独立した書籍として全国の書店および外部ネット書店でもお求めいただけます。
★「鉄道遺構・再発見」2015年6月5日(金)~8月18日(火)
日本初の鉄道が正式に開通したのは、明治5年(1872)。その後、物流の主役を担うべく、全国に鉄道網は張り巡らされました。様々な地理的条件を克服しながら、山にトンネルを通し、河川に橋をかけるなど、レールを繋ぐ創意工夫は「道なき場所」に鉄道を通す技術の結晶であり、それぞれの場所や地域に合わせてデザインされた創造的叡智ともいえます。
時を経て、物流手段の多様化やエネルギー効率などの点からすでに役割を終えた鉄道も多くなる中、人々の経験や知恵を次代に繋げる存在として保存され、用途を変えて地域で活用されている例も少なくありません。本展では、路線をネットワークとして俯瞰する視点で、廃線路になった後も新たな価値を付加された鉄道遺構14件を厳選してご紹介します。
それらを土木写真家・西山芳一氏によるダイナミックな写真の数々で披露し、迫力と存在感を存分に感じる遺構の雄姿をたっぷりとご覧いただきます。なかでも、利活用の経緯や現状など秘めたる物語が多い魚梁瀬(やなせ)森林鉄道、足尾線、横浜臨港線は当時の古写真や一部映像も交えて大きく取り上げます。その他の事例も含め、当時の路線図とともに土地の背景を知ることで、遺構を再認識することができるでしょう。さらに、近代ならではの素材の使い方や、構造物の形態や意匠、表情の相違などにも注目していただくと、個々の遺構の多様性も感じられます。本展が当時の技術や歴史を内包した鉄道遺構の価値や今後の在り方を改めて見つめなおすきっかけになれば幸いです。
・・・なんと「ねじりまんぽ」とは、これで3度目の出会いです。最初は、「茨木市」に興味をもって散策している時のことです。
★「田中のまるまた」/茨木市田中町2
明治9年(1876)に東海道本線が開通したときから今でも現役で活躍中のトンネルです。内部煉瓦の土台部分となる下石は、高槻城の石垣が使用されているといわれています。「田中のまるまた」の北詰には地元では名の通った豆腐屋”伏見屋”(茨木市田中町2-21/072-631-7422)さんがあります。伏見屋の基となったこんにゃく屋さんは明治24年に創業しました。
・・・地元では「丸また」と呼ばれていますが調べますと、これが「ねじりまんぽ」だということを初めて知りました。