◆木の情報発信基地「中川木材産業株式会社」
587-0042堺市美原区木材通1-11-13/072-361-5501
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●「新しいふる里の中の石彫」/著:鈴木政夫
兵庫県川西市と猪名川町にまたがる、日生ニュータウンにあるさまざまな石彫、石彫の第一人者である鈴木政夫が製作した。その写真集
●「彫刻の道」/著:鈴木政夫
●「生活の中の石彫作品集」/発行者:中川藤一
●「わたしの道祖神」/著:鈴木政夫
●「定本・木内克(普及版)」/編集:海上雅臣
・・・どうして「木材屋」さんが「美術書」を販売しているのか?
http://www.wood.co.jp/deck/company/profile/
昭和48年/中川藤一社長、日生ニュータウン造成中の現地へ彫刻家★鈴木政夫氏を同道、結果同氏の彫刻が多数設置されることとなった。
http://ishibori.mobi/ishibori_034.htm
http://www.geocities.jp/yomogiu83/yomogiu_072.htm
http://www.wood.co.jp/fujikazu/giga.htm
・・・以前にも紹介しましたので、お知りになりたい方は各WEBを参照してください。さて、実際に「会社」を訪問させていただきました。
・・・残念ながら詳しい話ができる方が不在ということなので、訪問趣旨についてあらためてメール連絡させていただくことにして、その後「ウッドリーム大阪」を訪問しました。
◆1985「ウッドリーム大阪(木材利用普及研修センター)」/設計:新田正樹
587-0042堺市美原区木材通4-1-1/072-361-2670大阪木材工場団地協同組合
日本建築士会連合会1986日本建築士会連合会賞奨励賞
http://www.wood.or.jp/3-4-jigyou.html
国の補助事業により木材の需要開拓を目的に『木材利用普及研修センター』として建設された施設。(昭和60年6月開設)平成11年度に大幅な施設リニューアル工事を実施して、組合会館と簡易郵便局の複合施設として運営している。愛称は公募され、ウッドリーム大阪と決まり、現在もこの名前で呼ばれている。
ウッドリーム大阪の建設や各種共同事業活性化に功績のあった、故★中川藤一元理事長を顕彰することを目的に、同氏が永年に亘って収集した世界の木製玩具、木製生活用品をはじめ数多くの“木”にかかわる物を展示している。(平成21年4月にリニューアル)
【参考】ウッドリーム大阪のことなど/大阪府東大阪自然保護事務所長・谷原長武
http://www.wood.co.jp/fujikazu/tanihara.htm
木材を知らない駆け出し林業技術者の私が、初めて木材部門の担当を命ぜられたのは、25年位も前のことでした。南港の貯木場はおろか府木連の建物あたりまで、水面を埋める夥しい大径木群やフル操業を続ける合板・製材工場を目のあたりにして衝撃的な驚きを覚えていた私は、あちこちで「大阪の木は海からとれる」とくちばしっては、林野庁や職場でたしなめられておりました。その頃、自らも進出を予定されていて、木材コンビナート造成計画に関っておられた中川さんに、府庁でお目にかかったのが最初であったと思います。ある時、またしてもその"ひんしゅく話"を持ち出す私に、「その通りです。」とにこやかに答えられ、却ってどぎまぎしたことを、今でも鮮烈に思い出すことができます。
その後は他の分野に長く携っていて、再び親しく御指導いただくようになったのは昭和59年からのことですが、往時に比べ木材産業は長い不況の中で、国の内外に多くの課題を抱え、木材の需要拡大にむけた厳しい努力がなされておりました。専門家だけでなく家庭にいる人達まで、すべての人に木材の良さを知ってもらわなければ、と言われ続けていた中川さんが利用普及の拠点として「ウッドリーム大阪」を全国に先駆けて建設されたのは、数多い御功績の一つであります。着工までの白熱した検討会の積み重ねと、本格木造施設を手がける機会のなくなった設計技術者に木材への理解を深めてもらうという意図を秘めた設計コンペ、更には部材の選択と利用法の吟味など文字通り適材を適所に、斬新な手法をこらして完成をみたのは、木を知り木をいとおしむ人だけが持つことのできる目くばりの結晶であると思います。家族会員を含む「友の会」結成や子供木工教室から高度技術研修にいたる各種の催し、この種の施設では稀有なことといえる年間二万五千名を超える来訪者が示す、中川さんの木材復権への志に驚嘆のほかありません。木材のすべてを訴え続けるであろうこの施設を通して、中川さんの御意志は、いつまでも多くの人々に受け継がれてゆくものと信じます。突然の御入院の報せに驚きのおさまるいとまもなく訃報をおききし、痛惜にたえません。いまはただ心からご冥福をお祈りいたしますと共に、中川さんが常に身をもって示された"専門家だけでなく、すべての人達に"木材や森林についての理解を得られるよう心を新たにすることが、御指導の一端におこたえできる唯一のみちであると思っております。
・・・鈴木政夫さんの彫刻を追っかけて「日生ニュータウン(兵庫県川西市・猪名川町)」まで行ったりしてきましたが、こんな近くに作品が設置されているとは「灯(燈)台下暗し」ですね。