続大学ミュージアム(24) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆京都造形芸術大学

606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116075-791-9122

http://www.kyoto-art.ac.jp/


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前身は1934年にファッションデザイナーの藤川延子が創立した洋裁学校の「藤川洋裁研究所」で、1948年に「藤川女子専門学院」、1959年に「藤川服飾学院」、1975年に「京都造形芸術学院」と名称を変更した後、1977年に短大に改組し「京都芸術短期大学」を開設。1991年に現在の年制大学を開設し、2000年には短大を吸収合併している。近年、大学機構の改編が盛んで、こども芸術大学や通信教育部の開設などの大学経営で注目を集めており、その経営手法は他の芸術系大学も追随する傾向にある。本学は、通学部の実験的なカリキュラムや専攻構成の大胆な改編、更にインターネット上の学科設置など、教育研究機関としての大学の形態を常に変化させている。なお秋元康は2005年に本学の教授に迎えられた後、2007年に副学長就任、更に大学20周年の校歌制作、それを歌唱するAKB48メンバーの衣装を学生が手がけるなど、関係が深い。また2008年には同大の大学院院長に、かつてニューアカデミズムの騎手として一世を風靡した浅田彰が就任した。


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キャンパスは、白川通り沿いの東山三十六峰の一つ瓜生山のすそのに位置し、既存樹木との共存がはかられている。大学の改編に伴い、キャンパスの拡張・建替えが盛んで、歌舞伎やオペラなどにも対応した劇場「春秋座」をはじめ、大小様々な建物が建ち並んでいる。ランドスケープデザイン領域を擁する環境デザイン学科がキャンパス内の樹木のケアをしており、キャンパス内の赤松群は、東山のなかでは唯一に近い群生をみせている。山腹に立地している。2008年月には建築家隈研吾による新校舎「至誠館」が完成している。ほかにも、東京・外苑キャンパス(東京都港区北青山)、大阪サテライトキャンパス(大阪市北区小松原町大阪富国生命ビル内)がある。


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瓜生山春の顔見世デザイン系学科教員展覧会

2015年日(水)2015年月23日(木)

於:瓜生山キャンパスギャルリ・オーブ

毎年この季節の恒例となった『瓜生山 春の顔見世』。今年はデザイン系学科のうち、環境デザイン学科、キャラクターデザイン学科、空間演出デザイン学科の学科から、総勢37名の教員が出展します。各分野の第一線で活躍されている先生方の作品を、是非ご覧ください。


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縄文と現代vol.3―浸透する器

2015年04月16日(木)2015年05月16日(土)

於:瓜生山キャンパス芸術館」 http://geijutsu-kan.com/

雪片が 風とともに舞い降り

地表と樹木を 淡い光で包んでゆく

ときおり吹雪となって 鋭く風の音が走り抜けると

凍てついた土の表面に 雪の結晶が残され

澄み切った静けさのなか 息も靴音も吸収して

音も無い白の光景が 立ちあらわれる

この度の展覧会は、〈浸透する〉という理科実験を連想させる言葉と日本的な土器を想起させる<器>という語句によって題されたタイトルとなっている。今この場に現れる大西康明の《浸透する器》は歴史的時間を内在させた日常の/非日常の〈縄文土器〉と共にどのような景色を出現させるだろうか。

大西康明

1979年大阪府生まれ。2001年筑波大学芸術専門学群美術専攻卒業、2004年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2007年第10回岡本太郎現代芸術賞展太郎賞受賞。近年の主な個展に、2011年「体積の裏側」(愛知県美術館)、2012年「reverse of volume RG」(Rice Gallery、アメリカ)、「Inner Space」(ウィルフレッド・イスラエル美術館、イスラエル)がある。近年の主なグループ展に、2009年「HOME」(国際芸術センター青森)、2010年「Art Court Frontier #8」(アートコートギャラリー、大阪)、2011年「世界制作の方法」(国立国際美術館、大阪)、2013年「dreamscape -うたかたの扉」(京都芸術センター、京都)、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」(六甲オルゴールミュージアム他、兵庫)、「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」(エルミタージュ美術館、ロシア)がある。


http://www.artcourtgallery.com/artists/5002/

・・・彼の作品をはじめて観たのは、大阪天満橋にある「アートコートギャラリー」でした。気になる作家です。


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・・・「天に翔ける階段」を登っていきましょう。