◆33【阪南市立文化センター・サラダホール(図書館)2階展示室】◆
599-0201阪南市尾崎町35-3/072-471-9100
阪南市立文化センターは平成元年11月に開館。併設する阪南市立図書館との複合施設で、市民の芸術文化活動の振興と生涯学習活動を支えています。まちのホールとして市民の方々から「サラダホール」の愛称で親しまれています。
●阪南市指定文化財展~横田家船大工用具と孝行臼~
平成26年2月18日(火)~平成26年2月27日(木)
新町在住の横田氏は、昭和20年から60年頃まで、船大工として貝塚市脇浜で造船業を営まれていました。昭和30年代以降、木造船の需要は減少の一途をたどりますが、横田氏は阪南市域だけでなく、泉州地方の木造船を100隻以上造り続け、地域の漁業を支えてきたことから、「横田家船大工用具」は、本市にとって後世に伝えるべき重要な資料であるといえます。また、「孝行臼」は、阪南市の特産である和泉砂岩製の小さなつき臼です。『和泉名所図会』には、「この臼で堅い食物をつきやわらげると歯のない老人も味を損ねることなく食べられる」と記され、それが名前の由来となっています。他の江戸時代の刊行物にも記載されていることから、江戸時代後半の江戸や大坂ではさかんに流通していたものと思われますが、現在はほとんど見かけることはありません。「横田家船大工用具」と「孝行臼」は平成25年1月18日、阪南市指定有形民俗文化財に指定されました。
●文化財ミニ展示「大正から昭和にかけての絵はがき」
平成25年10月1日(火)~平成26年3月31日(月)
郵便料金の証票がある官製はがきに対して、切手を貼って出す私製はがきは1900年 (明治33年)に使用が認められました。簡単に写真を撮ることができなかった時代に観光地やイベントの風景は記念やお土産にと買い求められました。そんな絵はがきは、当時の風景・風俗・文化を伝える歴史の証言者。古き良き時代にタイムスリップする事が出来ると思います。
◆【阪南市歴史資料展示室】◆
599-0212阪南市自然田1460(旧東鳥取幼稚園内)
閉園した幼稚園を教育委員会の複合施設として一部利用し、平成18年11月1日に文化財展示室を開設しました。展示室は延べ床面積330㎡、木造平屋建(「民俗室」は鉄筋平屋建)で、市内遺跡の発掘調査で出土した埋蔵文化財を展示した「考古室」。懐かしい生活用具を手にとってご覧いただける「古民家室」。「民俗室」では、阪南市域に所在する重要文化財や登録文化財、大阪府や阪南市指定の文化財を写真パネルで紹介する指定文化財コーナー、懐かしい学校を再現したコーナー、全国的にも有名な泉州石工をはじめとする伝統産業を紹介するコーナーがあります。
●阪南市まちかど博物館
阪南市には、海・山の豊かな自然や、伝統的な街並み、地域にある伝統の技を伝える職人技や地場産業の技術、歴史・文化資源があります。個人的なコレクションに力を入れている方もいらっしゃいます。その豊かな文化を、地域の大切な財産として、まちづくりに生かして行けないか・・・そこで、人と人を結び、地域の文化に触れていただくための新しいスポットが、「阪南市まちかど博物館」です。
・・・街(町)そのものがミュージアム。街づくり、町おこしとして様々な自治体でも取り組まれていますね。