◆1995「あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー」/設計:日建設計
530-0047大阪市北区西天満4-15-10/06-6363-0311ザ・フェニックスホール
現所有者の前身のひとつである同和火災海上保険では、1994年(平成6年)をもって創立50周年を迎えるにあたり、その記念事業として、旧本社屋の同和ビルヂングを取り壊した跡地において新本社屋を建設する議が起った。かくして1991年(平成3年)9月起工され、1995年(平成7年)1月竣工した。当初は同和火災フェニックスタワーと称されたが、合併によって社名が変わったので現名称に改められた。当初は同和火災海上保険の本社が設けられ、同社が合併によりニッセイ同和損害保険として発足した後も本社所在地とされたが、同社がさらに合併して発足したあいおいニッセイ同和損害保険では本社を東京に置いたので、現在は同社の大阪支店などが入居している。
●「ザ・フェニックスホール」
http://phoenixhall.jp/index.html
1995年、当社の前身会社の一つ、旧同和火災海上保険株式会社の創立50周年にあたり、旧大阪本社内に開設されました。客席数301席(1階増席可最大335席)の施設で、音楽を最高の環境でお楽しみいただくため、さまざまな事業を行っています。小ぶりながら、「キラリと光るコンサートホール」です。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、このホールを芸術・文化の発信基地として位置付け、関西の芸術文化発展に寄与しています。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社では、ホールコンセプトを日常的に実践する目的で、グループ会社のMS&ADビジネスサポート株式会社ザ・フェニックスホール事業部に運営業務をゆだね、ホールの円滑な運営を図るとともに、地域社会の皆さまとの窓口としております。
★御堂筋の分岐点として、正面を飾る一対の柱に、「のぼり」をテーマとした「北の幟」を世界的アーティストのラファエル・ソトがデザイン。
【J.ラファエル・ソト(Jésus Rafaël Soto)】(1923~2005)
フランスの彫刻家。ヴェネズエラ出身。カラカスの美術学校で学び、1950年パリに渡り定住する。細い縞目の画面に細い棒を平行にし、モアレのような視覚的効果を意図するキネティック・アートの作品で有名。代表作に「レリーフ、純粋関係」(’65年)など。
★敷地には同和ビルヂングの遺構である不死鳥像が飾られている。この鳥像フェニックス(不死鳥)は、1936年(昭和11)竣工の「同和ビルヂング」の名称で広く市民に親しまれた同和火災海上保険株式会社のシンボルとして本社旧社屋の正面玄関上部を飾っていたものであり、このたび「同和火災フェニックスタワー」の建設を機に、メモリアルプレートとして保存した。フェニックスは、エジプト神話の霊鳥で、500年ごとに自らその身を焼いて灰となり灰の中から再び甦る鳥とされている。火災保険は、一度被った不慮の災難から再生の資力を保証することから、当社においてこのフェニックスをシンボルとして用いている。
◆1983「大阪浪漫倶楽部」/530-0001大阪市北区梅田2丁目4-43
【参考】コムデックス COMDEX
541-0054大阪市中央区南本町2-3-12エイディビル12階/06-6265-8686
施設開発業務(コンセプト・プロデュース)、商業施設開発業務、コンセプト創出に当たっては、建築企画のプロデュースの流れの中にあって、予測として需要があるだろうと仮説を立て、それを具現化させ、それから需要を引き起こしていくことを目指しております。新しく優れた施設を開発し、優れたソフトを付加することにより、周辺の人や物に様々な影響を与えあい、相乗効果を生み出していきます。施設開発の一つは地図上では小さな点ですが、優れた施設はそのエリアの中で活性化し、周りに良い影響を与え、点が線になりやがてはエリアに拡大していく可能性があるわけです。そうなると、豊かな文化性のある街へと進化していくのです。
・・・大きなビルばかりではなく、小さなビルにも注目したいですね。
◆大阪富国生命ビル/530-0018大阪市北区小松原町2-4
http://www.fukoku-fs.jp/index.html
ビルの外観および、アトリウム空間『フコク生命(いのち)の森』のデザインには魅力的な都市景観を創出することを目的に、国際的に活躍する気鋭のフランス人建築家★ドミニク・ペロー氏を起用。外装材のガラスカーテンウォールをランダムに配置した低層部から、せり上がっていくビルの表情は、天空へ伸びる森の「大樹」をイメージしたものとなっており、地域の更なる発展への思いを込めたものとなっています。エントランスは、温かな木の風合いと、金属の硬質感が融合した梅田エリア屈指のオフィスにふさわしいスタイリッシュなデザイン。全面ガラスファザードから大パノラマが広がる、天井高2.8m、広さ約1,500㎡の無柱空間が心地よい開放感を感じさせるオフィススペース。エレベーターホールや廊下など各種共用施設においても機能美とクオリティを追求し、すべてにおいて洗練されたビジネス環境を生み出しています。自然エネルギーを利用した省エネルギーシステムの導入やエネルギーの有効活用などを通じて、地球温暖化防止に取り組んでいます。
これらさまざまな環境への配慮により、CASBEE大阪(大阪市建築物総合環境評価制度)において、環境性能効率の最高位Sランクを取得しています。
地上4階と5階は、知的創造基地と位置づけ、大学関係機関と連携し21世紀にふさわしい情報を発信していきます。最新の情報に触れたい一般の方々に施設を開放し、街の人たちの声をフィードバックすることで次の研究へつなげていく、「産学連携」ならぬ、「産学民連携」を目指します。「食」と「植」のポテンシャルを活用した、「心身ともに健全なる生活設計と健康づくり」をテーマに、大阪大学大学院工学研究科の特任教授・小林昭雄氏が総合プロデュースする施設。大学との共同研究プロジェクトを行う企業が、その成果を社会に情報発信する場として活用します。
★アサヒ「ラボ・ガーデン」
アサヒ ラボ・ガーデンではニッカウヰスキー創業80周年を記念して、「竹鶴とリタの写真展」を開催中です。竹鶴と、妻リタのポートレート写真を中心に、ニッカウヰスキーの歩みにまつわる写真を100枚展示しています。
◆2010「梅田阪急ビルオフィスタワー」/530-0017大阪市北区角田町8-1
http://www.umedahankyu-bldg.com/
1日に250万人が利用する西日本最大のターミナルゾーン、梅田。そこは、人と、モノと、情報が行きかう時代の交差点。その圧倒的なポテンシャルをビジネスに最大限に生かすために、2010年4月、新しい梅田阪急ビルが誕生しました。ビジネス一等地「梅田」の中でも特に評価の高い、阪急百貨店ブロックに立つ壮大なオフィスビルは、まさにビジネスのためのスーパーロケーション。御堂筋の北の起点=トップエンドを示す新ランドマークとして、21世紀の梅田のモニュメントタワーとして、そしてビジネスの一大拠点として、梅田の新たな時代をリード。また阪急が梅田を進化させます。
★「Tomarigi」
梅田阪急ビルスカイロビー設計:福屋粧子建築設計事務所/施工:阪急製作所
梅田阪急ビル15階のスカイロビー内の家具の計画。長さ7~12mの無垢集成材のベンチで、3種類の曲率で脚が弧を描くように配置されているので、一本脚でも安定する。カウンターから子ども椅子の高さまで、連続的に変化し、広場に人の流れをつくり出す。
【福屋粧子】
1971年 東京都に生まれる
1994年 東京大学工学部化学生命系卒業(23歳)
1998年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(27歳)
1999~04年 妹島和世+西沢立衛/SANAA勤務
SANAA事務所時代、金沢21世紀美術館をはじめ数々のプロジェクトを担当。
2005年 福屋粧子建築設計事務所設立(34歳)
2006年~2008年 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科助手→助教
2006年 東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師(35歳)
2007年 神奈川大学工学部建築学科非常勤講師(36歳)
2010年~ 東北工業大学専任講師(39歳)




