梅田アート(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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古代都市バビロンの遺跡にはここが空中庭園の跡といった意味の説明をした立札があります。また、サマラの塔はあの美しい、天に昇るための階段の塔となっています。そして、ユカタン半島のマヤの遺構であるテイカルのピラミッドも、バビロンの廃墟やサマラの塔と、同類の建築であると思われます。急傾斜の階段を上がってゆき、その頂きにたどりつくと、眼前に広がるおそろしいまでに美しい風景。このピラミッドは、頂部が、ジャングルの樹冠面の上に出るように造られているのでです。そこにあったのは、まさしく空中庭園だったのではないでしょうか。(梅田スカイビルHPより)


すかい1


・・・「自由な心」がはじけています。アンケート項目に「作品を購入したいと思いますか?金額は?」がありました。障害を有する人たちの「自立」支援が求められています。しかし、個人としてはなかなか難しい。やっぱり行政や企業がタッグを組み、私たちが協力支援するという形がいいと思います。まずは、今回のような企画をどんどんやるべきでしょう。


すかい2


原広司】(1936~

1936年 神奈川県川崎市生まれ

1954年 長野県飯田高等学校卒業

1959年 東京大学工学部建築学科卒業

1961年 RAS設計同人設立

1964年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了(工学博士)

1964年 東洋大学工学部建築学科助教授

1969年 東京大学生産技術研究所助教授

1982年 東京大学生産技術研究所教授

1993年 日経BP技術賞大賞(梅田スカイビル)

1997年 東京大学を定年退官し東京大学名誉教授の称号を得る

2001年 ブルネル賞建築部門激励賞(京都駅ビル)

現在は世界中の集落調査を基盤に、原広司アトリエファイ建築研究所での設計活動を展開している東京大学名誉教授、大江健三郎と親交が深い。

【参考】『原広司:WALLPAPERS―2500年間の空間的思考をたどる〈写経〉の展覧会―』

2014年10月4日(土)~12月28日(日)於:千葉・市原湖畔美術館

原広司+アトリエ・ファイ建築研究所として設計を手掛けた札幌ドーム、JR京都駅、梅田スカイビルなどで知られる原。設計活動のみならず、1970年代に行った世界の集落調査や、建築および空間理論の構築などにおいても功績を残し、東京大学の原広司研究室やアトリエ・ファイ建築研究所からも多くの建築家を輩出している。同展では、原が「写経」したテキストを仮想の「壁紙」として壁面を埋め尽くすように展示。原は、自身が追究している「空間とは何か」という命題へのヒントとなる文献を「風景」に変換し、下図に「文字で塗り絵」をしたような写経作品によって美術館に新たな空間を生み出すという。「写経」されたテキストは、アリストテレス『形而上学』『自然学』、鴨長明『方丈記』、ダンテ『神曲』、カント『純粋理性批判』、グリム『グリム童話』、ソロー『森の生活』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、谷川俊太郎『自選・谷川俊太郎詩集』、大江健三郎『万延元年のフットボール』など、紀元前から現代まで約2500年の間に記された書籍や文献となる。


すかい3


・・・最近、ついついトイレを観察してしまいます。さあ、スカイウォークに挑戦します。

すかい4


173新梅田シティの最も高いところの標高は173メートル。 空中庭園の天辺では空がとっても近くに見えます。

137新梅田シティ全域に植えられた樹木は13715800本。その他地被類が52種約85000株あります。超高層ビルと対比する都市の緑をお楽しみください。

86新梅田シティの庭園に置かれたベンチは全部で86台。その総延長は60m、最も長いものは45mです。

40新梅田シティの中だけで大小あわせて40本の滝が流れ落ちていて、落差の合計が65mです。最も幅が広いところで65mです。さまざまな時間に様々な場所で水の音と風の流れが都心の喧噪から解放してくれるとっておきのヒーリングスポットです。



すかい5


新梅田シティは人類共通の願望である「空中庭園幻想」を現代の都市に実現しようとするものです。こんな発想から、空中庭園をもった連結超高層建築は、高さ170メートルあたりで、外に出ることをひとつの目標にして建てられました。空中庭園とは具体的には大阪という都市の風景であり、都市の上空を吹く風です。そして、歴史を通して造りつつある、ひとつの想像の中の庭なのです。この庭園は人々が空を共有しながら生きたひとつの記念であり、私たちはそうした意味で空中庭園と呼んでいます。そして、私たちは空中都市なるものを遠望しながらこの建物を造ってきました。空中庭園にいたるまでのエレベーターや空中エスカレーター、建物を結んでいる空中ブリッジ、屋上の空中庭園の展望台、建物のあちこちにあるテラスなど、やがて出現するであろう未来都市の道具立てになればと考えてきました。つまり、限りなく展開してゆくであろう未来の空中庭園の設計活動の所在を、より明確なかたちで示したいと願ったものです。この空中庭園幻想なるものの説明を〈空中庭園幻想の行方〉として空中庭園内に展示しています。また、私たちの想像にある、この建築から「飛び去った宇宙船」の設計図の一部分が東棟および西棟の1階ロビー天井照明の模様になっています。(HPより)